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世界初の遠隔操作でデータを破壊できる最強セキュアSSD「Autothysis128t」


ユーザーデータの流出は時として企業活動に致命的なダメージを与えることがあり、近年、データの保護・管理は非常に重要な問題となっています。万一のデータ流出を徹底的に防ぐために、強固な暗号化セキュリティが施されているだけでなく遠隔操作でデータを破壊できる鬼セキュアなSSDが「Autothysis128t」です。

Autothysis128t
http://securedrives.co.uk/index.php?route=product/product&product_id=55

これが最強のセキュリティを誇るSSD「Autothysis128t」。一般的な2.5インチストレージと同じサイズで重さは88g。


データ容量は128GB、フォームファクタはS-ATA2。Micronの20nm・NANDフラッシュメモリを採用しておりシーケンシャルリードが127MB/s、シーケンシャルライトが120MB/s、ランダムリード(4KB)が20000IOPS、ランダムライト(4K)が20000IOPSと、速度自体はそこまで速くありません。


しかし、Autothysis128tには「Token(トークン)」と呼ばれる操作ツールが付属しており、PINコード変更や電池残量の監視、SSDの場所のモニタリングなどが可能。


さらにGSMでモバイル通信でき、液晶画面をワンタップするだけで遠隔地からSSDのデータを完全に破壊することもできます。


遠隔操作でデータを破壊できるAutothysis128tは手動操作だけでなく、特定のユーザーからのSMS受信、GSM信号の喪失、電源喪失、PCからの取り外し、PIN入力のリトライなどを検知して自動的にデータを破壊することも可能で、万に一つのデータ流出をも防ぎます。

また、保存データ自体も256bitのAESによる暗号化が施されており、暗号化エンジンは米国連邦標準規格であるFIPS 140-2、140-3に対応とセキュリティは万全です。

鉄壁の暗号化機能を持ち、いざというときにはデータを破壊できるSSD「Autothysis128t」は、1027ポンド(約18万円)で販売中で、GSMのモバイル通信は1年間が無料で、それ以降は29ポンド(約5100円)となっています。

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in ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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