ソフトウェア

Windowsのブルースクリーンを開発した人が知られざる事実を明かす

By Ben Hollingsworth

システムの致命的なエラー発生時に、背景が青色の画面にメッセージを表示する「ブルースクリーン(別名:ブルー・スクリーン・オブ・デス)」は、Windowsユーザーが最も恐れを抱いているものの1つであることは間違いありません。その恐ろしいブルースクリーンのコードを書いたという人物が、Microsoftの公式ブログでブルースクリーンの開発経緯を明かしています。

I wrote the original blue screen of death, sort of - The Old New Thing - Site Home - MSDN Blogs
http://blogs.msdn.com/b/oldnewthing/archive/2014/09/10/10556421.aspx

ブルースクリーンが登場したのは1995年に発売されたWindows 95からで、Windows 3.1では黒い画面にエラーメッセージを表示させる形態がとられていました。開発当初のブルースクリーンでは、エラーメッセージと共に「このまま続行するか」「CTRL+ALT+DELを押して再起動するか」の選択を求めるメッセージを表示させていましたが、エラーの場所を特定できればユーザーがエラーの原因を調べられるかもしれないと思ったコーダーがメッセージの一部を修正したそうです。


デバイスドライバがクラッシュした場合、Windows 95はカーネルモードコンポーネントに重大な障害が発生していても、なんとかして動作するようにベストを尽くします。このWindows 95の特性が「It may be possible to continue normally(このまま続行してもおそらく問題ありません)」というメッセージに込められていて、例えば、スキャナードライバが破損していても、スキャニングが正常に動作しないだけで他の部分は問題なく動作するので、続行しても大きな問題にはならないとのこと。


もう少し技術的に突っ込んだ話をすると、ブルースクリーンが表示されたとき、システム内では仮想マシンマネージャが実行中のイベントを破棄しイベントディスパッチャーに復帰する、という作業が行われています。もしイベントが実行中でなければ、起動していたアプリケーションがイベントを破棄する代わりに削除されてしまうとのこと。

イベントを破棄したり、アプリケーションを削除したりして続行しても問題が解決されない場合、再びブルースクリーンが表示され、ユーザーに残された最後の行動は「CTRL+ALT+DEL」を同時に押して再起動し回復するのを祈るのみ。ユーザー自身がエラーの原因を調査できないか、と考えたコーダーはブルースクリーンのエラーメッセージに「エラーが発生したドライバの名前」と「セクション番号」を含むように修正。さらにその後、クラッシュが発生したアドレスを調査するためのコードを追加して、あの恐ろしいブルースクリーンが完成したわけです。


なお、「Windows 95のブルースクリーンのコードを書いたのはMicrosoftのスティーブ・バルマー元CEOだった」と報道されましたが、ブルースクリーンの開発経緯を明かした人物は否定しています。

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in ソフトウェア, Posted by darkhorse_log