Windows Liveメッセンジャーが中国でもついにサービスを終了、完全引退へ
10年以上ネットを利用しているという人なら多くが一度は目にしたことがあり、愛用していた人も多かったはずのWindows Liveメッセンジャー(MSNメッセンジャー)が15年の歴史に完全にピリオドを打つことが判明しました。
The Once-beloved Microsoft Messenger to Finally Shut Down in Mainland China | TechNode
http://technode.com/2014/08/29/microsoft-messenger-shut-down-in-mainland-china/
Windows Liveメッセンジャーは2013年1月に、中国を除く全世界のユーザーに対してサービスの終了が告知され、予定通り2013年3月15日をもって終了しました。中国では現地提携先との都合があってサービス終了が見送られていましたが、このたび、中国国内での利用者に向けて2014年10月31日をもってサービスが終了するという告知が行われました。
Microsoftは2011年に買収したSkypeをメッセンジャーの後継に位置付けており、現在使用中の中国のユーザーには2ドル(約200円)相当のSkype無料通話クーポンがプレゼントされ、Skypeへの移行が促されています。
1999年にAOLインスタントメッセンジャーに対抗する形で誕生したMSNメッセンジャーは独自の絵文字機能や手書き機能、マインスイーパのオンライン対戦機能などを搭載してユーザー数を拡大。ウィンドウを振動させる「シェイク」機能で相手にツッコミを入れた経験のある人も多いはず。
そのほかにも懐かしい風景の数々がThe Vergeに掲載されています。
MSN Messenger is shutting down after 15 years of memories | The Verge
http://www.theverge.com/2014/8/29/6082199/msn-messenger-shutting-down-15-years-history
MSNメッセンジャー時代の起動画面
IRCのようにテキストだけのやりとりではなく、画像を送ることもできました。
味気ないやりとりにならないよう、いろんなエモーションアイコンを駆使したという人もいるのでは。
2005年に中国に上陸して以来サービスが継続されていた同サービスですが、近年は中国系の同類サービスであるQQやWeChatに圧倒されていたことも事実。2013年時点での月間アクティブユーザー数は、QQが8億2500万人だったのに対し、Windows Liveメッセンジャーは全世界でも1億人と大きく水をあけられている状況でした。
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