メモ

広告から位置情報を収集する「Webloc」の詳細が明らかに、モバイルアプリやウェブ広告を通じて位置情報を収集し個人の行動パターンや趣味嗜好など生活のほぼあらゆる側面を把握


広告を通じて取得される情報の1つ1つは匿名性が確保されているものの、膨大なデータが集まることで個人を特定できるまでに至ります。研究機関のCitizen Labは、民間企業が提供する「Webloc」というシステムが多数のデータを販売していると指摘しました。

Uncovering Webloc: An Analysis of Penlink’s Ad-based Geolocation Surveillance Tech - The Citizen Lab
https://citizenlab.ca/research/analysis-of-penlinks-ad-based-geolocation-surveillance-tech/

Orbán’s Spying Kit Revealed: Israeli Surveillance Tool Combined with Hungarian Technology - VSquare.org
https://vsquare.org/orban-spying-toolkit-cobwebs-webloc-hungary-spyware-citizen-lab/

Weblocはイスラエル企業Cobwebs Technologiesが開発し、2023年7月にPenlinkが買収して販売を手がけています。

Citizen Labの報告によると、Weblocは最大5億台に上るモバイル端末から広告を通じて情報を収集し、デバイス識別子、位置情報、プロファイルデータなどを統合。顧客に対して最大3年前までの情報を提供しているとのことです。


Weblocは世界中に顧客を抱えており、アメリカでは移民・関税執行局(ICE)や一部の州公安当局、警察、検事局などが利用しているとされています。また、Cobwebs Technologies関連のサーバーはアメリカや日本など多くの国に設置されていることも分かっています。

Citizen Labの上級研究員ジョン・スコット=レイルトン氏は「天気予報を確認するだけで、自分の寝床を教えることにつながる」と指摘しました。


ヨーロッパの独立系メディアVSquareがCitizen Labと共同で行った調査では、ハンガリー政府がWeblocの顧客であることが明らかになっています。Citizen Labは、ハンガリー首相府の管轄下にある少なくとも3つの諜報機関がWeblocのライセンスを含むCobwebs Technologies製品を使用しているとし、大量の個人データに依存するシステムは違法に処理される可能性があることから、ハンガリーのデータ保護当局に処理の合法性を調査するよう求めています。

スコット=レイルトン氏は「スマートフォンで広告を通じた情報収集を拒否する方法」を紹介。


これらの報告に対し、Penlinkは「調査結果は不正確な情報または当社の運用方法に関する誤解に基づいているように見えます。2023年のCobwebs Technologies買収後に当社が行っていない慣行も含まれています」と反論しました。

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in メモ,   セキュリティ, Posted by log1p_kr

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