レビュー

仕事をしているフリして読書タイムが楽しめる文学の新しい形「文学フォルダ」


太宰治の「人間失格」、宮沢賢治の「注文の多い料理店」、堀辰雄の「風立ちぬ」といったさまざまな小説のセンテンスをフォルダ名に設定し、あたかもフォルダを探しているような感じを装いつつ仕事中でも読書が楽しめるというのが「文学フォルダ」です。

文学フォルダ
http://bungaku-folder.nezihiko.com/



文学フォルダとは「文学の文字を、センテンスごとに切り出してフォルダ名にした新しいタイプの文学」です。フォルダ名がまるごと物語になっているので、フォルダを探しているフリをしてスクロールを行いつつ小説が読めるというわけです。


現在ダウンロードできる文学フォルダは全部で20個。夏目漱石の「こゝろ」、新美南吉の「ごん狐」、ヘンゼルとグレーテル、太宰治の「人間失格」「美少女」「走れメロス」、芥川龍之介の「地獄変」「羅生門」「蜘蛛の糸」、森鴎外の「舞姫」「高瀬舟」、坂口安吾の「堕落論」、福沢諭吉の「学問のすゝめ」、中島敦の「山月記」、桃太郎、宮沢賢治の「注文の多い料理店」「雨ニモマケズ」、小林多喜二の「蟹工船」、雪の女王、堀辰雄の「風立ちぬ」があります。


ということで、試しに美少女をダウンロード。


「beautiful.zip」というZIPファイルがダウンロードされたので、解凍します。


beautifulという16KBのフォルダが現れるのでクリック。


さらにフォルダ「美少女」が出現。


美少女フォルダを開くとこんな感じでずらっとフォルダが並んでいました。


あたかも「フォルダを探しています」というていを装いつつ、どんどん小説を読み進めていけるというわけです。


実際に各フォルダを開いてみます。


「474」という数字だけつけられたテキストがありました。


中にはフォルダ名になったセンテンスがあるだけ。


美少女のプロパティを見てみると、サイズは16KB、フォルダ数は全部で497にも及んでいます。


全フォルダのスクリーンショットをとってみると、塔のように細長くなりました。すさまじい量のフォルダです。

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in レビュー, Posted by darkhorse_log

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