レビュー

青空文庫の小説を文豪とLINEで会話をするかのように読める「文豪メッセンジャー」


LINEで友達とメッセージのやり取りをしているかのように、青空文庫の小説を読めるのが「文豪メッセンジャー」です。小節の会話パートが自分と作家の発言となって表示されるので、あたかも文豪と会話をしているかのように話が展開されていき、なんだか普通の小説よりもスラスラ読める気もします。

文豪メッセンジャー
http://msgr-novel.herokuapp.com/

「文豪メッセンジャー」のトップページはこんな感じ。初期状態だと太宰治の「走れメロス」が表示されるようになっています。


このページで画面下部の「トーク」もしくは「↓キー」や「スペースキー」を押すと……


ページが更新され、LINEでトークをしているかのように小説中のセリフ(かっこで囲まれた文)が表示されます。


そのトーク相手は「走れメロス」の作者である太宰治になっており、あたかも文豪とトークしているかのように見える、というわけ。


ところどころで画像が表示されていますが、これは作品名をGoogle画像検索した際の上位100件をランダム表示している、とのこと。


会話部分以外は赤枠のようにお知らせメッセージとして表示されるので……


会話のないパートに入ると見たこともない長さのお知らせメッセージとなって表示されます。


なお、小説を読み終わると作者は退出します。


「文豪メッセンジャー」はスマートフォンから使用することも可能。例えばiPhoneで表示してみるとこんな感じで、他人から見ればLINEを使っているようにしか見えません。


◆他の小説を読んでみる
「さすがにメロスばかり読んで飽きてしまった」という場合は、画面左上のアイコンをタップ。


すると「青空文庫から文豪を現世に召喚しよう」というテキストボックスが表示されるので、ここに読みたい青空文庫の小説のURLを入力し、「実行」を押せばOK。


ハンス・クリスティアン・アンデルセンの「雪の女王 SNEDRONNINGEN 七つのお話でできているおとぎ物語」を文豪メッセンジャーで読んで見るとこんな感じです。

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in レビュー,   ネットサービス, Posted by logu_ii

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