車載用「Android Auto」のデモ実演がGoogle I/O 2014の会場でお披露目
Googleが開発者向けに開催したGoogle I/O 2014のキーノートの中で、車載向けのAndroidプラットフォーム「Android Auto」が発表され、本物の自動車の運転席を持ち込んで実機デモが実演されました。
Google I/O 2014 - Keynote - YouTube
Android Autoはスマートフォンと車両を接続してナビゲーション、コミュニケーション、音楽プレイヤーを車両向けに特化した形で利用できるプラットフォームです。
Googleマップを用いたナビゲーションはもちろんのこと……
音楽の再生を行うことも可能。
車載向けに特化されているということで、もちろん操作のほとんどは音声で行うことが可能となっています。
キーノートの中では、実機を用いたデモを実施。
カテゴリ別に表示される行き先候補などはカーナビの画面そのものといった感じ。
「デ・ヤング美術館までナビゲート」と声で話しかけるだけで……
「案内を開始します」と、ナビゲーションが開始されました。
ナビゲーション中の画面はこんな感じ。スマートフォンをナビ代わりに使っている人も多いと思いますが、矢印などがさらにわかりやすく表示されているようです。
さらに、基本的に一切画面を見なくてもメールの送受信ができる様子も再現。メール着信→音声で再生→「返信する」でメッセージ作成→音声で本文を入力→送信、という流れをすべてハンドルから手を離すことなく完了する様子がデモ実演されました。
近日中にAndroid AutoのSDKもデベロッパ向けに公開が開始されます。まず公開されるのは、オーディオ機能とメール機能の完全版SDK。
ストリーミング、ネットラジオなどさまざまなジャンルのサービスに対応。
メール用のSDKはAndroid Wearと基本的に同じものとなっており、強力な音声認識能力などを利用することが可能となっています。
自動車へのAndroidプラットフォームの搭載を進める団体であるOpen Automotive Allianceには新たに40社を超える自動車メーカーが賛同したとのこと。
すでに25社がAndroid Auto搭載車両の契約を結んでおり、最初のモデルが2014年中に公道を走り始めることが決まっているそうです。
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