Google I/Oで発表される見込みの新デザインプロジェクトとは？

Googleの開発者向けイベントGoogle I/Oの開催日が迫ってきたこともあり、新しく発表されるであろうサービスやプロダクトのうわさがさまざまなところで話題になっています。そんな中、Android関連の情報を主に取り扱っているニュースサイトAndroid Policeは、Google I/Oで確実に発表されるという新しいデザインプロジェクト「Quantum Paper」の詳細を明かしました。

Exclusive: Quantum Paper And Google's Upcoming Effort To Make Consistent UI Simple
http://www.androidpolice.com/2014/06/11/exclusive-quantum-paper-and-googles-upcoming-effort-to-make-consistent-ui-simple/

Android Policeによると、Quantum Paperはウェブ・Android・iOSなどを含む全てのプラットフォームにおいて、一貫したユーザーエクスペリエンスを提供する新しいデザインフレームワークで、違うプラットフォーム間でも同じビジュアルやモーション、インタラクティブな操作を提供できるとのことです。

2013年に開催されたGoogle I/Oでは、オープンソースのWeb Components向け拡張機能の「Polymer」が発表されました。Polymerの目的は、開発者たちがGoogleだけでなくサードパーティーのプラットフォームにも対応するフレームワークを使用して、ウェブアプリケーションを開発できるようになることでした。

Geek.comが公開した、新しいGmailのUIコンポーネントを見ると、「Inbox」の左側に、横線が3本並んでいるハンバーガーアイコンが表示されています。ハンバーガーアイコンのデザインは、Polymerで使用されているものと完全に一致するとのこと。

また、上記画像内に表示されている検索アイコンや……

押しピンのアニメーションを含んだ下記のアイコンは、すでにPolymerのデザイナーツールで提供されているもの。

こういった要素から、Polymerを進化させたものがQuantum Paperになると予想されています。Android Policeは「Quantum Paperがうわさレベルの情報ではなく、2014年6月25日と26日に開催されるGoogle I/Oで確実に発表されるであろう」としており、Google I/Oでの発表を期待しておいてよさそうです。