「iOS 8」のWWDC14で発表されなかった優れた新機能
WWDC14で最新となる「iOS 8」が発表され、2014年秋から一般ユーザー向けに提供が始まります。主にユーザーエクスペリエンスの向上について発表がありましたが、スライドを撮影した画像のバックに、発表されなかった新機能の名称がずらっと書かれており、iOS 8に実装されると見られている多くの知られざる機能が明らかになりました。
8 huge new features in iOS 8 that Apple didn't talk about today | The Verge
http://www.theverge.com/2014/6/2/5773526/8-new-features-in-ios-8-that-apple-didnt-talk-about-today
◆Wi-Fi通話
By Siliconbug
AppleはWi-Fiを通じてビデオ通話が可能なFaceTimeを提供していますが、iOS 8ではWi-Fiを通じて電話ができる標準機能が実装される可能性があるとのこと。アメリカの携帯電話キャリアT-Mobileはすでに同様のサービスを他社スマートフォンなどで提供しており、すでにiOS 8のWi-Fi通話も許諾済みと予想されていますが、この機能が利用可能かどうかは、キャリアごとに依存するのではないか、と見られています。
◆FaceTimeキャッチホン
スライドには「FaceTime call waiting」とも書かれており、FaceTimeのキャッチホン機能に関する新しい機能があるのかもしれません。
◆バッテリー管理アプリ
By Robin Andeer
すでにiOSにはアプリごとのデータ使用状況や、最後のフル充電からの経過時間が確認できる機能がありますが、iOS 8ではバッテリーの使用状況を表示できる公式アプリを提供するとのこと。これによってバッテリー消耗の激しいアプリを特定することが可能になります。
◆移動時間通知
iOS 8にはカレンダーに登録している約束までの時間や、目的地までかかる時間を概算で通知する機能を実装する可能性があるとのこと。どのような形式で実装されるのかは分かっていません。
◆Tipsアプリ
ユーザーにiOSデバイスのTipや隠れた機能を教えるアプリをリリースするか、電卓アプリのように標準アプリとして組み込まれるかもしれません。
◆個別フォーカス&露出調整
iPhoneのカメラのさらなる機能を求めてサードパーティ製のカメラアプリを利用するユーザーは多く存在しますが、iOS 8になると標準カメラアプリに個別にフォーカスと露出を操作できる機能が組み込まれるものと見られています。
◆検索エンジンにDuckDuckGoの追加
Safariの検索エンジンオプションとしてプライバシーの保護とユーザーの情報を記録しない方針を持つ「DuckDuckGo」が追加されます。OS X Yosemiteのページでも告知されています。
◆点字キーボード
By Jason Pearce
iOS 8で「6つのドットによる直接入力」が可能な点字キーボードが実装されるとのこと。どのように動作するのかは不明ですが、目が不自由なユーザーにとって大きな一歩となるはずです。
なお、スライドには他にも「Shazam with Siri」や「カメラタイマー」などさらなる機能が記されているほか、スライドの情報以外に「App Storeレビューガイドライン」のページもいつの間にか更新されています。「11. Purchasing and currencies(購入と通貨)」の項目には「ぞれぞれのアプリの機能が州法および連邦法に違反していないものであれば、アプリは認可されている仮想通貨の送信を促進する可能性があります」という記述があり、App Storeがアメリカで仮想通貨に対応する可能性も出てきています。
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