「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」を現在の技術で作ったファンムービー「Project 2501」
1995年に公開された映画「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」のファンムービー「Project 2501 - Homage to ghost in the shell」が公開されています。企画したのは写真家のAsh ThorpさんとTim Tadderさんで、3DCGアーティストとしてGavriil Klimovさん、Furio Tedeschiさん、Vaughan Lingさん、James Fordさんが参加。合計20人を超えるアーティストにより、原作への敬意を込めて「攻殻機動隊の映像を現代の最新技術で作るとどうなるのか」を追求しています。
Project 2501 – Homage to ghost in the shell
http://www.gits2501.com/
サイトでは場面写真やポスターが公開されていますが、それがどのように作られたのかはムービーを見るとわかるようになっています。
PROJECT 2501 : HOMAGE TO GHOST IN THE SHELL on Vimeo
プールに撮影機材を揃えているスタッフたち
かなり大がかりなものです
プールの中では女性を撮影中
それとは別のところで、CGスタッフはこんなのを作っています。
そうして作られているのが……
「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」のオマージュムービー
裸で水面にむかって浮かんでいく女性
その姿は、映画の中に出てきた草薙素子を彷彿とさせます。
制作にあたっては相当な数の資料にあたったことがうかがえます
水中から撮影中
CGで作られたこのくぼみは……
中央の穴から素子が浮かんできたシーンを再現。
スタッフは香港へも飛び……
映画に出てきたシーンをとにかく忠実に再現しようと心がけています。
町並みはこんな感じで……
目覚めた素子の背景に。
素子としての姿を得る前のサイボーグ素体
素体に外装(肌)を得るシーン。映画を見た人なら「こんな感じだった」とすぐにピンとくる再現具合。
多くのCGアーティストが関わって作り上げています。
じわじわと映像が完成していく様子はこんな感じ
まさに「Making of Cyborg」。
公開されているムービーはメイキングかティザームービーかというものになっていますが、撮影した映像の「本編」はレンダリングに1カ月かかってしまうので作られていないのだそうです。あくまでファンムービーであり、公式とは関係のないムービーですが、この映像で全編作られたものも見てみたいものです……。
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