攻殻機動隊メンバーがようやく集結する「攻殻機動隊ARISE border:3」予告編公開

2013年6月から全4部作が順次公開されている「攻殻機動隊ARISE」の第3部にあたる「border:3 Ghost Tears」が2014年6月28日に公開されるのに先駆けて、予告編映像が公開されました。

border:2公開時、Production I.Gの石川光久社長はborder:3のことを冲方さん・黄瀬監督のやりたいことが作れれば本当の意味でARISEが立ち上がると表現していましたが、本エピソードはいよいよ“攻殻機動隊”メンバーが集結するというところで、石川社長の言葉もなんとなく納得できるところがあります。

攻殻機動隊ARISE -GHOST IN THE SHELL-
http://www.kokaku-a.jp/index.php

border:3のキービジュアルはこんな感じ、キャッチコピーは「この義体(カラダ)が求める愛――」。

そしてこれが24日に公開された予告編です。

「攻殻機動隊ARISE border:3」劇場予告編 - YouTube


キャッチコピーからもうかがえますが、今回は草薙素子の恋人である義体技師・ホセが登場。「メスゴリラ」と表現されたこれまでとはちょっと違う、女性らしい側面を見せています。

本作のあらすじはこんな感じ。

恋人の義体技師ホセと逢瀬を交わす草薙素子の元に仲間となったバトーから西ノ内のビルで起きた爆弾テロの急報が届く。現場に急行し制圧するとテロリストたちはファイア・スターターと噂される超ウィザード級ハッカーにより偽の記憶が植え付けられ、更に主犯のカルディス人の胸にはかつてクザン共和国で起きたカルディス人独立戦争の英雄“スクラサス”のシンボルマークであるティアドロップ・ダガーの刺青が刻まれていた。それを見た素子は「スクラサスは戦争中に死んだはず」と断言する。同じ頃、山の手のダムで起きた爆発でひとりの刑事が殺されていた。その所持品には“人魚の脚（MERMAID’S LEGS）”という店名の名刺と、“エアリアル”というタグのついた義体の脚部が遺されていた。事件を捜査する新浜県警の刑事トグサは、クザン共和国水企業の代表者サイードにたどり着く。会議場の爆発物はなにか？　ファイア・スターターの正体とは？　ふたつの事件が交錯するとき、蘇ったスクラサスの狙いが明らかになる――。

ホセとの逢瀬

今回からは仲間として出てくることになるバトー

「MERMAID'S LEGS」の名刺

義体の脚部

その脚をイメージさせるかのような素子の姿

MERMAID'S LEGSの名刺を持っていたのは殺された刑事で、トグサはその事件の捜査を担当。border:1では巻き込まれた部外者のような感じでしたが、“攻殻機動隊”メンバーの残る1人ということもあって、今回は素子との絡みも多く出てきそう。

爆弾テロを行ったテロリストたちはファイア・スターターと噂される超ウィザード級ハッカーによって偽の記憶が植え付けられていて、さらに、主犯のカルディス人の男はかつての独立戦争の英雄・スクラサスのシンボルを入れていましたが、スクラサスは戦争中に死んでいるはず。このテロ事件と刑事殺しの事件とが交錯していく、というわけです。

「攻殻機動隊ARISE border:3 Ghost Tears」は6月28日(土)から2週間限定で全国の劇場で上映が行われます。

◆スタッフ
原作：士郎正宗
監督・キャラクターデザイン・作画監督：黄瀬和哉/シリーズ構成・脚本：冲方丁/音楽：コーネリアス
演出：浜名孝行/メカニックデザイン：柳瀬敬之/3DCGI：オレンジ/3DCG監督：井野元英二/
美術：Bamboo/美術監督：竹田悠介・益城貴昌/プロップ・美術設定：荒川直樹/撮影監督：田中宏侍/
音響監督：岩浪美和/編集：植松淳一/サウンドトラック：フライングドッグ/
エンディングテー：ショーン レノン　コーネリアス「HeartGrenade」　作詞：ショーン レノン　作・編曲：小山田圭吾
アニメーション制作：Production I.G/製作：「攻殻機動隊ＡＲＩＳＥ」製作委員会/配給：東宝映像事業部

◆キャスト
草薙素子：坂本真綾
荒巻大輔：塾 一久/バトー：松田健一郎/トグサ：新垣樽助/イシカワ：咲野俊介/サイトー：中國卓郎/パズ：上田燿司/
ボーマ：中井和哉/ロジコマ：沢城みゆき/ホセ：鈴木達央/サイード：久川綾/クルツ：浅野まゆみ/エマ：茅野愛衣

© 士郎正宗・Production I.G／講談社・「攻殻機動隊ＡＲＩＳＥ」製作委員会』