取材

巻き返しを図るNTTドコモの「2014夏モデル 新商品・新サービス発表会」


本日2014年5月14日(水)の12時より、NTTドコモの「2014夏モデル 新商品・新サービス発表会」が開催されます。2013年度の決算によると前期から減収減益となり2013年度は苦戦が続いていた様子ですが、今夏はいったいどんな新機種や新サービスを発表するのでしょうか。なお、今回も会場からリアルタイム更新&速攻新機種レビューを行います。

2014夏モデル 新商品・新サービス発表会 | 製品 | NTTドコモ
https://www.nttdocomo.co.jp/product/2014_summer_feature/index.html


報道発表資料 : 2014夏モデルの12機種を開発・発売 | NTTドコモ
https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2014/05/14_00.html

報道発表資料 : 国内初、VoLTEによる通話サービスを提供 | NTTドコモ
https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2014/05/14_01.html

報道発表資料 : 電子雑誌の定額読み放題サービス「dマガジン」を提供 | NTTドコモ
https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2014/05/14_02.html

報道発表資料 : ドコモと任天堂がニンテンドー3DSとスマートフォンとの連携を強化 | NTTドコモ
https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2014/05/14_03.html

以下のサイトで発表会の様子がストリーミング配信されています。

ドコモ2014夏モデル新商品・新サービス発表会|NOTTV 番組情報サイト
http://tv1.nottv.jp/info/dcm_2014s

NTTドコモ 公式 Ustreamチャンネル
http://www.ustream.tv/channel/docomoofficial

NTTドコモ 2014夏モデル 新商品・新サービス発表会 - 2014/05/14 12:00開始 - ニコニコ生放送
http://live.nicovideo.jp/watch/lv174651991

ドコモ 公式チャンネル - YouTube
https://www.youtube.com/user/docomoOfficial

発表はベルサール汐留で行われます。


会場を待つ記者がズラリ。


発表会の会場はこんな感じです。


・2014/05/14 11:57
徐々に会場にも人が集まってきました。


ステージのライトやマイクの調整中……間もなく発表会スタートです。


・2014/05/14 12:07
NTTドコモの加藤薰 代表取締役社長が登壇しました。


NTTドコモは「スマートライフのパートナー」を目指していくとのこと。


施策の1つとして、先日完全定額音声通話プラン「カケホーダイ」とデータ通信量を分け合える「パケあえる」を発表しています。


・2014/05/14 12:18
◆VoLTE(ボルテ)
まずはVoLTEの解説が行われました。VoLTEとは「Voice over LTE」のことで、LTEを活用した高品質な通話サービス。国内ではNTTドコモが初めて提供することになります。


特長1:高品質通話


従来の周波数帯域は300Hz~3.4kHz


VoLTEは50Hz~7kHzで、よりクリアな音質で通話が可能。


リカちゃんの声もきれいに聞き取り可能。


特長2:スピーディーな発着信


従来よりも素早く電話を受けることができます


特長3:高速マルチアクセス


通話中でも高速データ通信が可能


たとえば地図でも、電話しながらサクサクと使うことが可能。


特長4:ビデオコール


スマートフォンにはだいたいフロントカメラが搭載されているので、それを利用してのビデオ通話が可能。


以上4つがVoLTEの特長です。


・2014/05/14 12:31
ドコモのLTEネットワークはどんどん進化している、とのこと


そして2014年夏モデルの発表へ


夏モデルの特徴は「VoLTEへの対応」「電池の急速充電・節電機能」「『docomo select』の提供」の3点


VoLTEへは、6月下旬以降のソフトウェアバージョンアップで対応。


急速充電・節電機能については……


従来の急速充電だとアラートが表示された残量15%の状態から60分で77%まで充電できましたが、急速充電2だと92%まで充電できます。


「非常用節電機能」は非常時に必要な機能に特化した節電モード


たとえば地震に遭ったときなどに切り替えると、電池残量15%の状態からでも約3日間の待受が可能。


◆新商品
4K動画撮影に対応したXperiaシリーズのフラッグシップモデル「Xperia Z2」


デジタルノイズキャンセリング機能を搭載しています


4.3インチで片手に収まる「Xperia A2」


高速オートフォーカスで決定的瞬間を逃さない「Galaxy S5」


オートフォーカス撮影はGalaxy史上最速


どれぐらい速いかというデモムービーも公開されました


アクセサリーとしてウェアラブルデバイスのGear 2とGear Fitも発売されます


スマートフォン史上最高のATOKを搭載した「ARROW NX」


「Super ATOK ULTIAS」はかしこい変換や補正で思い通りの文字入力ができます


極細フレームの5.4インチIGZO搭載スマートフォン「AQUOS ZETA」


画面のフレームを極細にすることで約81%がスクリーンになっています。


ディズニーとのコラボ端末「Disney mobile for docomo SH-05F」


・2014/05/14 12:35
ファミリーページで家族や仲間ともっとつながる「らくらくスマートフォン3」


10インチクラスで世界最薄・最軽量の防水×フルセグタブレット「Xperia Z2 Tablet」


7インチクラスで世界最軽量の「AQUOS PAD」


ガラケーも2機種登場


さらに「docomo select」もスタート


3DS連携


dマーケット


dヒッツ


雑誌


dアニメストア


dビデオ


ナンバーワン


LTEの基地局増加中


LTE-A


最高のコミュニケーションを皆様へ


・2014/05/14 12:58
◆質疑応答


TBS:
VoLTEに関して。他社に先駆けて導入した意義と、音声通話収入が減少していく中でどのような意味合いを持つのか、教えて下さい。

加藤:
新料金プラン発表時に「カケホーダイ」という概念も入れています。これには、音声通話をもう一度テレコミュニケーションの基本として見直していただきたいという気持ちがこもっています。よりクリアな音声でというのは当然必要なことなので、今の技術で最速で提供できるものをというのが1つです。また、音声通話利用の減少が続いているのは確かですが、カケホーダイとクリアな音質での通話ができるということで見直していただき、下げ止まり、かつ増える方向に向けばいいなと思っています。利用時に時間を心配することなく“カケホーダイ”であるというところをご理解いただければと思います。

日本経済新聞 金子:
昨日NTTから光回線卸の発表があり、NTTドコモも自社ブランドで光を提供できるようになりました。モバイル専業のドコモが仮に光を手に入れたらどう変わるのか、お考えのことがあれば教えて下さい。

加藤:
まだニュースを聞いたところで、これから前向き、かつ具体的に検討していこうというところです。お客様から見たとき、ブロードバンド通信環境はLTEやLTE-Advancedとして入っており、固定との関係とは別に、生活の中にあるものとなっていますので、私どもが光を含めて全体的にブロードバンド環境を提供することになれば喜んでいただけるのではないかと思っています。個々のサービスとしてどうなるのかは、これから知恵を出していきたいと思っています

フリーランス 石野:
VoLTEについては対応端末同士でなければ通話がクリアにはならないと思うんですが、その他の端末ともクリアになるような接続をしていく予定はあるのでしょうか。また、去年は2トップ戦略や3つのオススメということをやってきましたが、今回、加藤社長というかNTTドコモのおすすめはありますか?

加藤:
コーデックの関係で高音質になっているので、VoLTE対応端末とVoLTE対応端末での通話が基本になろうかと思います。他との接続の工夫はどれぐらい時間がかかるのかというところがあろうかと思うので、まずはVoLTE-VoLTEを中心にしたいと考えています。端末の中でおすすめはということですが、全部です(笑)。それぞれに特徴がありますので、その特徴をうまく選んでいただいて、自分に合うものを選んでいただけるラインナップにしたつもりです。

フリーランス オオタキ:
VoLTEでビデオコールが始まりますが、正直、3G FOMAでテレビ電話サービスをしていたときにあまり使われていなかった印象があります。顔の代わりにキャラクターの顔を使うキャラ電サービスがありましたが、VoLTEのビデオサービスを始めるにあたって、同じようなものはあるのでしょうか。また、FOMAや他社の同種サービスとの接続はできるのでしょうか。

加藤:
他社やFOMAとの接続はできません、VoLTE-VoLTEです。キャラ電についてはこれから考えていきたいと思います。テレビ電話についてはおっしゃったような側面もありますが、スマートフォンの時代に変わってきて、画面が大きくなり、機能も変わってきているので、そのあたりお楽しみいただければより良いなと思っております。

フリーランス 神尾:
タブレットで魅力的なものが2機種出て、料金プランもあって買いやすくなっています。ドコモとしてマルチデバイス化を進める中で、タブレット購入についても1万円割引の対象になるのでしょうか。また、フィーチャーフォンを持っている人がタブレットを買いたいというときに、販促キャンペーンを実施する考えはありますか。

加藤:
この料金プランの中で、マルチデバイスとしてタブレットを持つというのは大きな位置を占めるので、魅力的なものを出したというのはご了解いただいた通りです。購入時の特典について考えているかと言うことですが、考えているものもありますが、特にコレをということは考えていません。ただ、お客様からの要望等についてはよく注視させていただきたいと考えております。

フリーランス 山口:
端末について。Windows PhoneやTizenなどの現状はどうでしょうか。最近、ソフトバンクモバイルの孫社長は端末の差がそれほどないので発表会をすることに意味がないというお話をしていましたが、どうお考えでしょうか。

加藤:
検討を続けているのは事実ですが、Windows PhoneとTizenについて、現在申し上げることはございません。発表会については、できるだけ発表に値するような魅力的な端末やサービスの提供に精進しながら続けていきたいと思っております。

日経:
調査会社の数字ではスマートフォン市場は国内で縮小していると考えられているが、ドコモは純増に強気な姿勢です。マーケットの転機かと思うが、どうみておられるでしょうか。また、この中でいかに純増を取っていくのか、新モデルの果たす役割は。

加藤:
スマートフォン市場の認識と、ドコモとしてどう対処するのかというご質問だと思います。2013年後半からMM総研さんなどが見通しを下げつつあり、確かにそういうところはあったと思います。そこで新料金プランを出し、タブレットを中心とするマルチデバイスが追加しやすく、また、若い方々が初めて持つときに参加しやすい、導入しやすい工夫をしているので、これで需要を掘り起こしたいと考えています。もう一方、発表した端末は機能性能が進化しており特徴があるので、この中で選んでいただくことで市場を活性化していきたいと考えております。

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in 取材,   モバイル,   ピックアップ, Posted by logu_ii

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