空撮映像をスマホによる操縦で簡単に撮れる新型ドローン「Bebop Drone」
身近なスマートフォンやタブレットにアプリをインストールするだけで誰でも簡単に操縦できて空撮ムービーが撮影できる「AR Drone 2」の開発元であるParrotが、新型ドローン「Bebop Drone(AR.Drone 3.0)」を発表しました。
Take aerial video and pictures like a pro!
Parrot Bebop Drone, the ultra-light drone with a full HD camera digitally stabilized on its 3-axis!
(PDFファイル)http://cdn0.vox-cdn.com/assets/4438735/FINAL_Parrot_BeBop_Drone_USA.pdf
Bebop DroneはAR Drone 2と同じく4つのローターを装備したクアッドコプター。搭載しているカメラは14メガピクセルの魚眼レンズのもので、180度を見渡す写真や映像を撮影可能。映像の安定化技術も搭載されているので、きれいな空撮映像が撮影できます。
アンテナを4本装備していて、Wi-Fiの802.11ac・MIMOに対応、2.4GHz帯・5GHz帯の2つのバンドを使うことができ、3軸加速度センサー・3軸ジャイロスコープ・3軸磁力計・8メートルまでの超音波センサー・圧力計・垂直カメラを搭載しているので、スマートフォンやタブレットでの操作でも安定して高い機動性を発揮します。
本体には8GBのフラッシュメモリが内蔵されていて、映像はMP4形式・写真はJPEG形式とDNG形式で保存可能。
GNSS(衛星測位システム)チップセットを搭載しているので、GPS・GLONASS・GALILEOを利用しての自動飛行や、離陸場所への自動帰還を行うこともできます。なお、このあたりの性能について「AR Drone 2よりもこれぐらい凄くなった!」ということはリリースに書かれていないため、どれぐらいパワーアップしたのかは不明です。
操縦用のアプリはAndroid・iOSのスマートフォン・タブレットに対応した「FreeFlight 3.0」。
画面左側のダイヤルで前進・後退・左右旋回の操作を行います。
さらにオプションとして「Skycontroller」という拡張アイテムも。スマートフォンやタブレットはあくまでカメラ映像を見るためのものとして使い、操縦は2つのレバーで行うことになります。このアイテムを使うとWi-Fiでの通信距離が2kmにまで伸びるとのこと。
Bebop DroneとSkycontrollerは2014年第4四半期に発売予定。
ちなみに、2014年5月8日・9日にサンフランシスコで開催されたsUSB Expoの中で、ParrotのHenri Seydoux CEOらが試験飛行を実施し、注目を集めました。
Sneak peak of Parrot's amazing new "Bebop" drone - DIY Drones
http://diydrones.com/profiles/blogs/sneak-peak-of-parrot-s-amazing-new-bebop-drone
スマートフォンに映るカメラから映像を見ながら飛ばすので、ドローンは頭上に浮かんでいるのに下を向きながら操縦しています。
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