独特の世界観とイラストが魅力的なひきこもりホラーRPG「OMORI」
ひきこもりの少年が、秘密を抱えた2つの世界「new」と「old」を行き来し、両方の世界で複数のキャラクターと出会い、戦い、冒険し、自分の記憶を探し、そして世界のヒミツを解き明かすホラーRPGが「OMORI」です。ゲームを製作するのはカナダのイラストレーターOmocatさんで、ゲームの主題歌には一部日本語の歌詞が混じっており、日本のマンガやゲーム文化をいかにリスペクトしているのかを感じることができます。
OMORI
http://www.omori-game.com/
OMORIがどんなRPGなのかは以下のムービーをみると何となくイメージがつきます。
ゲームタイトルの「OMORI」というのはゲームの主人公の名前でもあります。主人公のOMORIは2011年の12月から製作者のブログに登場していた「ひきこもりのオタク」とのこと。
作者のOmocatさんは、これまでOMORIを主人公にした短編小説や絵本、長編漫画などを作成してきたそうですが、常にゲーム化を模索していたようで、その夢が今回叶ったということらしいです。
主人公は記憶にある限りずっと真っ白で壁のない謎の空間に住んでいる少年。この空間は常に肌寒く、これまた謎の黒い電球がぶら下がっているのですが、主人公は毛布・PC・猫・スケッチブック・ティッシュペーパーがあるので特に不自由なく暮らすことができた、とのこと。
そんなOMORIは「いつか訪れるかもしれない誰かとの出会い」に胸を膨らましながら日々を過ごしていたのですが、自分にはかつてとても大切な友達がいたということを思い出し、自分の記憶と世界の秘密を解き明かすために冒険に出る、というのがゲームのあらすじのようです。
ゲーム製作の指揮・脚本・イラストはOmocatさんが担当し、ゲームのBGMはSlime GirlsのPedro SilvaさんとSpace BoyfriendのJami Carignanさん、ゲーム開発はゲームデベロッパーのARCHEIAさんが担当。DEGICAおよびエンターブレインから販売されているゲーム製作ソフトRPGツクールを使ってゲームは作成されるようです。
ゲーム内では60体以上のユニークなNPCが登場しまくり、その中から自分の好きなキャラクターをパーティーに加えることが可能とのこと。
ゲーム画面はMOTHERやポケットモンスターのようにポップなデザイン。現在のところ8つ以上のダンジョンが用意されているようですが、詳細は現在のところ不明。
また、OMORIではターン制のバトルシステムが採用されており、人間のように感情や体調を表すステータスが設けられるようです。
さらに、ゲーム内に出てくるジュークボックスでは、ゲームのサウンドトラックを聴くことも可能。なお、このサウンドトラックはここから視聴することも可能。
この「OMORI」は現在Kickstarterにて出資を募っている最中で、既に目標額の2万2000ドル(約230万円)を超える出資が集まっており製品化はほぼ確実。15ドル(1500円)の出資でOMORIをダウンロード可能になります。現在のところMacユーザーはプレイ不可能なのですが、出資額が5万ドル(約510万円)を超えればMacにも対応する予定です。
他にも出資額ごとに以下のような特典をゲット可能。
20ドル(約2100円):ゲームのダウンロード権+16:9のHD画質壁紙
30ドル(約3100円):20ドルの出資特典+オリジナルサウンドトラック(Kickstarterページ内で視聴可能)のダウンロード権
40ドル(約4100円):30ドルの出資特典+オリジナルピンバッチ
75ドル(約7700円):40ドルの出資特典+オリジナルTシャツ(S~3XL)
100ドル(約1万円):40ドルの出資特典+オリジナルトレーナー(S~3XL)
135ドル(約1万4000円):75ドルの出資特典+オリジナルトレーナー
200ドル(約2万1000円):135ドルの出資特典+オリジナルサウンドトラックの入ったカセットテープ
220ドル(約2万3000円):200ドルの出資特典+オリジナルサウンドトラックの入ったCD
350ドル(約3万6000円):220ドルの出資特典+オリジナルポスター
なお、OMORIの出資期限は2014年6月6日午前4時40分までとなっています。
OMORI by OMOCAT — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/omocat/omori
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