人感センサーで人が前を通るとしゃべる「おしゃべりベーコン」の作り方
iPhoneを装着することでコードを学べるギター型ハードウェア「gTor」を販売するIncident社の技術者が、通りかかる人に「俺はベーコンだ」と話すぬいぐるみを製作、その作製過程についてブログ内で公開しています。
How to: Hack a Plush Talking Bacon Toy :: Incident Technologies
http://blog.incidentgtar.com/hack-plush-talking-bacon-toy/
Incidentのベン・アルティエリさんは、アメリカ人がこよなく愛するベーコンの抱き枕「My First Bacon」をAmazonでゲットしました。My First Baconは抱き締めると「I'm bacon(俺はベーコンだ)」と声を出す抱き枕ですが、テクノロジー企業の技術者の開発魂が燃え上がったのかどうかは分かりませんが、アルティエリさんは抱き枕の改造を決意しました。
スマートフォン連携ギターgTorと並べられたMy First Bacon。
用意したのは、材料のMy First Bacon・人感センサー・インバータIC・ジャンパコードと、道具のドライバーと半田ごて。
どんな改造も「まずは敵を知ることから」と話すアルティエリさん。My First Baconの中から黒いスピーカー・ボックスを取りだして、ドライバーでこじって中身を確認します。
箱の中からは、バッテリーパックと回路が発見されました。どうやら黒いボタンがトリガーとなってMy First Baconにおしゃべりをさせる構造のようです。
インバータICや人感センサー回路をジャンパコードを使って組み込みます。このあたりは技術者のアルティエリさんにとっては、お茶の子さいさい。
回路が正しく組み込まれているかこの段階でテスト。
インバータのブレイクアウトボードをスピーカー・ボックスの中にセットして……
すべてのパーツをMy First Baconの中に押し込み完成。My First Baconのお腹から見える人感センサー。仕上げが雑なのはご愛敬。
こうして完成した「おしゃべりベーコン」がおしゃべりする様子は、以下のムービーで確認できます。
How to: Hack a "My First Bacon" Toy (Bacon-stein Version) - YouTube
ソファーに座るおしゃべりベーコン。ドアが開き、誰か部屋に入ってきました。
人を察知すると「I'm bacon(俺はベーコンだ)」。
「ああ、君はベーコンだよ」と男性。
満足げなおしゃべりベーコン。シュールです……。
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