レビュー

スマホでパノラマ写真を作成しストリートビューに公開できる「Photo Sphere」機能を試してみました


Google マップのストリートビューは、地図上の地点の風景を高解像度写真で確認できるため、あたかもその現場にいるかのような錯覚を覚えるほどで、世の中にはストリートビューを活用して「エア旅行」を楽しむ人もいるくらいです。しかし、ジャングルの奥地など、Googleのストリートビューカーがなかなか進出しづらい場所にはストリートビューが設定されていないことも多いものです。そこで、2013年12月にGoogleは、誰でも独自に作ったストリートビューを公開できGoogle マップにリンクできる機能を追加したとのこと。ならば、おすすめスポットに行ってオリジナルのストリートビューを作成し全世界に公開するお手伝いをしてみることにしました。

ビュー - Google マップ
https://www.google.com/maps/views/home


Photo Sphereでパノラマ写真を作成
公開するストリートビューを作成する最も簡単な方法はAndroidスマートフォンを使って360度パノラマビューの写真を撮影することです。Android 4.2以降でカメラ機能に追加された「Photo Sphere」機能を使えば、簡単にストリートビューで公開できる360度パノラマビューの写真を撮影することが可能です。今回は、Nexus 5を使って撮影することにしました。

撮影場所は、石垣島屈指の絶景ポイントとして知られる「川平(カビラ)公園展望台」。


まずはNexus 5のカメラを起動させ、左下に出てくる「カメラアイコン」をタップ。


「Photo Sphereアイコン」をタップ。


すると「位置合わせして開始」という表示と共にカメラが起動します。カメラの枠内にある○に枠の中心を重ねると自動的にシャッターが下り、撮影されます。


1枚撮影するたびに上下左右にレンズを動かすと、新たに○が現れるので枠の中心を重ねるとまたまたシャッターが下りて自動的に撮影され……


こんな感じで写真が連なるように撮影されるので、360度ぐるっと一周するようにしてパノラマ写真を簡単に作ることができるというわけです。


パシャパシャと撮影。


慣れてくるとテンポ良く撮影できます。


1周してきました。


写真がつながり360度のパノラマ写真が完成。


さらにカメラを上に向けて、上方向も360度撮影することも可能です。


こんな風に大きくずれてしまったときは、右下の「戻るアイコン」をタップすれば再撮影もOK。


さらに下向きに360度ぐるっと撮影します。


撮影が完了したら、画面下の「停止アイコン」をタップすると……


パノラマ写真が合成されるのでしばらく待ちます。


「レンダリング中」という表示が消えればパノラマ写真が完成。画面下の「Photo Sphereアイコン」をタップすればパノラマ写真を閲覧できます。


パノラマ写真をストリートビューとして公開
Photo Sphereで作成したパノラマ写真には、GPS位置情報が自動的に付与されているため、そのままの状態でストリートビューとして公開することが可能です。ただし、ストリートビューとして採用されるかは、Googleによる審査を経てから決定されるので、必ずストリートビューとして公開されるとは限らないことには注意が必要です。

Googleにパノラマ写真をアップロードするためには、Google+アカウントが必要なので事前に取得しておきます。さらに、Google+の設定画面(https://plus.google.com/settings)を、PCまたはスマートフォンのPC版サイトで開き、「写真をフルサイズでアップロードする」にチェックをつけます。これで準備はOK。


さっそくGoogleの審査に合格することを祈って、ストリートビューの公開申請を行ってみます。まずは、ギャラリーアプリで公開したいパノラマ写真を開きます。


公開したいパノラマ写真を選択した状態で、上部の「共有アイコン」をタップ。


「マップ」をタップ。


Google+のアカウントをタップ。


「公開」をタップ。


「ご協力ありがとうございます」というアラートが出ればアップロード成功。「完了」をタップすればOKです。


パノラマ写真をGoogle+で一般公開してみる
Googleによるストリートビューの審査は必ず合格するとは限りません。また、審査が完了するまで時間がかかります。そこで「一刻も早く作成したパノラマ写真を世界中の人に見てもらいたい!」という人は、Google+で写真を一般公開することもできます。

ギャラリーアプリで公開したいパノラマ写真を選択した状態で、上部の「Google+アイコン」をタップ。


「公開」になっていることを確認して、自分のアカウント名が表示された送信ボタンをタップ。


送信中……


「投稿を共有しました。」と表示されれば公開完了。


なお、一般公開のほかにもサークルやコミュニティなど公開する相手を限定することも可能です。


以上のように公開したパノラマ写真がこちら。写真をクリックすれば360度パノラマ写真をぐりぐり動かして閲覧することが可能です。

ビュー: 日本, 沖縄県石垣市(撮影: GIGAZINE logv


誰にでもお気に入りの場所や思い出の場所があるはず。Photo Sphere機能を使って、とっておきの場所を世界中の人と共有してみてはいかがでしょうか。

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in レビュー,   モバイル,   ソフトウェア,   ネットサービス,   ハードウェア,   ピックアップ, Posted by darkhorse_log

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