信号待ちのイライラを解消してくれる信号機・装着型ゲーム「StreetPong」
大きな交差点の信号がなかなか変わらずイライラする経験は誰にでもあるものですが、信号機に付けられたゲーム「StreetPong」があればそんなイライラともおさらば、信号待ちが楽しくなるかもしれません。
StreetPong
http://streetpong.info/
StreetPongがどのようなゲームかは以下のムービーを見れば一発で理解できます。
STREETPONG on Vimeo
「面白いゲームを紹介するよ。信号へ行こう」と話すサングラスの男性。
歩行者用の信号にやってきました。
「これがゲームだよ」と男性が示す先にあるのは、一見、押しボタン式信号機のボタンのようですが、前面がディスプレイになっています。
ちょうどそのとき信号が青に。
「信号が赤になるまでちょっと待ってね」と男性。ゲームは信号が赤のときでないとできない模様。
ディスプレイの色が青から……
赤に変化。どうやら赤信号になったようです。
「このゲーム『StreetPong』は相手が必要なんだ……見て。あそこに対戦相手がいるよ!」と男性。道を隔てた先で手を振っている女性が見えます。
「さあやってみよう!」と左下のアイコンをタップしてストリートファイトがスタート。
StreetPongは、一世を風靡した卓球ゲーム「ポン」によく似たゲームで、ボールはサッカーボールのようです。
ボールをゴールに入れられないようにパドルを操作。
男性のゴールが決まって1ポイントが入りました。
「赤信号が変わるまでどれくらいだろう」と信号を気にする男性。StreetPongは信号が変わればホイッスルが鳴りゲームが終了する仕組み。
信号が青に変わるまでゲームを楽しむことができ、信号待ちのイライラを解消してくれるというわけです。
ゲームは白熱。女性がリード。
画面の赤い領域が次第に減っていきます。ホイッスルまで時間がほとんどなさそう。
信号が青に変わってゲーム終了。男性は負けてしまったようです。
「相手が一枚上手だったね」と話す男性。
横断歩道を渡ると、対戦相手の女性が歩いてきました。
「ハーイ」とハイタッチ。
女性も笑顔です。
まんざらでもない様子の男性。
信号待ちでイライラどころかウキウキしているように見えます。
このムービーでStreetPongを紹介しているサングラスの男性は、ドイツ在住のサンドロ・エンゲルさん。信号待ちのイライラを解消できる信号機装着型対戦ゲーム「StreetPong」を考案したのはエンゲルさんで、エンゲルさんがインターネットで紹介するとそのアイデアが評判を呼び、ついにドイツ・ヒルデスハイムの横断歩道に正式に導入されたということです。
信号待ちのイライラは、横断歩道を渡った先にいる人だって同じ。見知らぬ人と一緒にゲームをすることでイライラどころか楽しい気分にさせてくれそうなStreetPongのアイデアは、ぜひ世界中の信号機へ導入して欲しいものです。
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