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Androidのマルウェア入りアプリが数年で4倍という爆発的増加を示す研究結果

By greyweed

2013年にトレンドマイクロが「Androidアプリの10本に1本がマルウェア」という調査結果を発表していましたが、企業向けのインターネットセキュリティ会社RiskIQ社がGoogle Playで調査を行ったところ、2011年から2013年の間でマルウェア入りのアプリが388%も増加しているという研究結果を発表しています。

RiskIQ Reports Malicious Mobile Apps in Google Play Have Spiked Nearly 400 Percent | RiskIQ.com
http://www.riskiq.com/company/press-releases/riskiq-reports-malicious-mobile-apps-google-play-have-spiked-nearly-400


2014年2月19日に公開された調査報告書によると、Google Playに存在する「悪意のあるアプリケーション」の数は、2011年では2.7%でしたが、3年後の2013年には12.7%と約4倍にまで増加しているとのこと。しかし、GoogleによってGoogle Playから削除された悪意のあるアプリの数は、2011年は60%の実績をあげていますが、2013年には23%と約3分の1まで減少しているとのこと。


RiskIQの「悪意のあるアプリ」の定義とは、「GPS座標・連絡先リスト・Eメールアドレスなどの個人情報を収集し第三者に送信する」「ダイヤルQ2のような有料情報サービスにSMSを送信する」「感染したスマートフォンを有料サービスに登録させる」「通話内容を盗聴して外部へ送信する」「外部からコントロールを可能にする」「感染したスマートフォンにマルウェアをダウンロードする」といった、スパイウェアやトロイの木馬を含むアプリ。

By CyberHades

最もマルウェアの多いカテゴリランキングによると、2011年の1位は「エンタテイメント」。2012年と2013年の項目は全て同じで、1位は「カスタマイズ」、2位は「エンタテイメント」、3位は「教育/ブック」、4位は「メディア&動画」、5位は「スポーツ」となっています。


RiskIQのエリアス・マヌーソスCEOは「マルウェアを拡散させる有効的な手段は、感染した『信頼できる被害者』を利用することで、一般ユーザーが取引する銀行・保険会社・商店などの企業にまで被害が広がっています。マルウェアを含むアプリは爆発的に増加しています」と危機感を募らせています。

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in メモ,   ソフトウェア, Posted by darkhorse_log

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