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いかにもそれっぽい登録用のダミー個人情報を自動生成してくれる「Fake Name Generator」

By Joseph Holmes

インターネットを利用する上ではSNSやネットショッピングなどへ、住所・氏名・年齢・生年月日・電話番号・性別・クレジットカードの番号などの個人情報をネット上に記録することがありますが、情報漏洩により流出してしまう事件もたびたび起こっています。そんな個人を特定できる情報はできるだけ登録したくないものですが、いかにもそれっぽい登録用のダミー個人情報を自動生成してくれるのが「Fake Name Generator」です。

ランダムな名前を生成する - Fake Name Generator
http://ja.fakenamegenerator.com/


とりあえず偽の個人情報を作り出すには、トップページ上部の「生成」をクリック。


すると「Willis M. Smith」というアメリカ・オハイオ州在住の企業オフィスサービスのマネージャーで65歳男性の情報が表示されました。住所・名前の由来・ユーザー名・パスワード・母親の旧姓・誕生日・ビザの番号と有効期限・CVV2(クレジットカードのセキュリティコード)、SSN(社会保証番号)、好きな色・勤務する会社名・ホームページURL・所有車両名・UPSの追跡番号・血液型・体重・身長・GUID(グローバル一意識別子)・Googleマップの地理座標・QRコード、とかなり細かい情報を生成できます。


このページのメールアドレスは単なる文字の羅列ですが、有効なメールアドレスを生成するには「Click here to activate it!」をクリック。


「FAKE MAIL GENERATOR」のページが開き、好きなドメインを選択して「COPY」をクリックすればそのまま貼付可能。また、どこかにこのメールアドレスを登録してメールを受信したら、自動でページが更新されてメールを読むことができます。


また、社会保障番号は末尾が「xxxx」となったものですが、Google+のログインをすることで有効な社会保障番号まで生成できます。


Googleマップの地理座標をクリックしてみると……


生成された住所のオハイオ州WestervilleのGoogleマップが表示されます。


また、QRコードは生成した個人情報ページにアクセスできるものと説明されています。


しかし、表示されたコードをiPhone 5で読み取ったところ「URLではありません」と表示され、読み込みは不可の様子。


また、フェイクのクレジットカード番号を生成できるジェネレータも用意されており、ウェブアプリなどのテスト入力に使用することが可能。実際に購入したりすることはできませんが、3年間はコンピュータの認証はクリアできる番号になっています。


このように詳細なダミー情報をランダムですぐに生成できるのですが、さらに性別・国別の名前・居住国の条件を絞ることも可能。



名前の生成で選択可能な国は、英語圏のものがほとんどですが、ロシア、中国や、日本と日本(英語表記)も用意されており、なぜか「忍者」という項目も存在します。


居住国は欧米諸国のみで、日本の住所や保険証番号などを生成することはできません。


さらに詳細な生成設定を行いたい場合は、「詳細オプション」をクリック。


国別の名前と居住国に加え、性別と年齢の幅を選択してランダムで生成できるようになります。


詳細設定をいじって生成してみると、「Karinfu」という名前の、Scott Tiesという会社で忍者として働く12歳の女の子が生成されました。


「岩永 勝」という日本人らしい漢字名の、69歳アメリカ系日本人のような情報を生成することも可能。


Wheels Discount Autoという会社で土木技師として働く6歳の幼女が生まれることもあります。


ネットサービスのデータテストにリアルな情報を設定することができたり、できるだけ自分の個人情報を使わずにネットサービスに登録したりする場合などに有効です。

なお、試しにFacebookに生成した偽の情報でアカウント作成を行ったところ、「偽装アカウントです」と表示されてしまいました。やはり「土木技師として働く6歳の幼女」ほどではなくても、あまりにファンタジーで適当すぎる個人情報だとうまくいかないようです。

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