格闘技の殴り合いを毎秒5000コマでハイスピード撮影するとこんな感じに
総合格闘技UFCは、オクタゴンと呼ばれる金網で囲まれた試合場で打撃・投げ技・関節技を駆使して勝敗を競い合う、世界最高峰の総合格闘技大会です。2013年11月にアメリカ・ラスベガスで開催されたUFC 167大会の試合をFOX特製のスーパーハイスピードカメラ「FOX' signature Phantom Cam」で撮影したムービーが公開されています。
Video: Undecided on GSP-Hendricks? Check out more insane ‘Phantom Cam’ footage from UFC 167 | MMAjunkie
http://mmajunkie.com/2013/11/video-undecided-on-gsp-hendricks-check-out-more-insane-phantom-cam-footage-from-ufc-167/
UFC 167: Phantom Cam Highlights - YouTube
「FOX' signature Phantom Cam」は一秒間に5000フレームを撮影できる超高速度カメラで、ファイターの動きを逃すことなくすべて捉えることができます。
画質も良いため、ムービーから切り出した1コマはまるで写真のようなクオリティ。
左ストレートがヒットした瞬間。
拳が顔面にめり込んでいます。
オーバーハンドライトが対戦者の横顔に入る!
逆アングルから。
カウンターぎみの右フック。
あごを捉えると……
はずれないのが不思議なくらい、下あごがずれています。
相手を抱え上げて……
マットにたたきつけるような……
テイクダウン!ダイナミックなテイクダウンは総合格闘技の醍醐味です。
このテイクダウンシーンでも、Phantom Camは、しっかり右手をマットにつけて受身をとっている様子を捉えています。
右ストレート。
ヒットした瞬間……
右腕がとんでもなく曲がっています。スローモーションならではの映像。
UFCではヒジ打ちもOK。
クリーンヒット
ひじには相手の血が……
テンプル(側頭部)への的確な攻撃。
こちらはあご。
徹底して急所を攻撃していることがよく分かります。
わきが開いているのを見逃しません。
レバーへのボディブロー。
いよいよUFC 167のメインイベント。こちらは挑戦者のジョニー・ヘンドリックス。やる気満々でオクタゴン入り。
こちらはチャンピオンのジョルジュ・サンピエール(通称GSP)。UFCウェルター級のスーパースターです。
絶対王者GSPに臆せず拳をたたき込むヘンドリックス。
GSPの芸術的なテイクダウン。立ち技・寝技、いずれも完成されたテクニックは、UFC社長のデイナ・ホワイトに「総合格闘技の歴史を10年早めた」と言わしめるほど。
GSPの右ストレート。
しかし、この日のヘンドリックスは、右手でGSPの頭を抑えつつ……
強烈な左フックを浴びせ続けます。
ここまで打たれまくるGSPの姿はなかなかお目にかかれません。
5ラウンドを闘い抜いた末に試合は判定へ。2-1のスプリットデシジョンで辛くも勝利したGSP。顔の傷が闘いの激しさを物語っています。
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