スマホ用のQWERTY配列の物理キーボード「TREWGrip」がかなり画期的なデザイン
スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスは、PCのキーボードに比べて文字入力がしづらいと感じる場合があるため、モバイルデバイス用のキーボードでは、巻き取り式のものや、紙に印刷して使えるキーボードなど多くのソフトウェアキーボードではない物理キーボードがあれこれと考案されています。そんな物理キーボードで、人間工学に基づいた画期的なデザインかつ、QWERTY配列の操作感で使える物理キーボードが「TREWGrip」です。以前にKickstarterで出資を募集していたものの、資金が集まらずプロジェクトは頓挫したかのように見えていたのですが、見事に自力で製品化直前まで到達しています。
TREWGrip Mobile QWERTY
http://www.trewgrip.com/
TREWGripの表側はこんな感じ。真ん中がモバイルデバイスのマウントスペースで、キーボードは右と左に分かれたデザイン。表側は親指を使用し、両端に配置されているスペース・バックスペース・右クリック・左クリック・方向キーやCtrl・Altを入力可能。表の文字キーは、裏面で使用するキー入力のタイピングを、光って知らせるイルミネーションキーとなっています。
裏面はこうなっており、文字のタイピングは人差し指~小指を使って入力します。数字・シフト・タブ・CAPSキーも裏面に配置。QWERTY配列のユーザーなら8~10時間の練習でPCのキーボードと同程度のスピードで使用可能になるとのこと。
マウントできるモバイルデバイスは、5.3インチまでのスマートフォンと……
7インチまでのタブレットもマウントして使えます。
TREWGripの両端には握りやすくするためのゴム製グリップが取り付けられており、自分の手に合わせてS・M・Lの3サイズと、ブラック・グリーン・ブルー・レッドの4カラーに交換可能。
手に持っているところ。立っていても座っていても入力しやすい、人間工学に基づいた設計になっているとのこと。
TREWGripはエアマウスとしても使用でき、Bluetooth 3.0でモバイルデバイスと接続します。Mini-USBで充電できる内蔵のリチウムイオン電池は、満充電すれば10時間使用可能。
サイズは縦15.24cm×横30.48cm×厚さ約4cm。
入力の練習には、TREWGripのウェブページからトレーニングプログラムを利用することができます。
実際にTREWGripを使用している様子は、タイピングのプロたちがTREWGripを使ったコンテストで入力速度を競い合っている以下のムービーから確認できます。
Cincy Typing Challenge Finals - Highlights - YouTube
TREWGripを携えた挑戦者2人が、向かい合って長文のタイピング速度で勝敗を分けるコンテストが行われています。
挑戦者はもともとPCのキーボードで爆速タイピングできる猛者ぞろいですが、TREWGripでもすさまじいスピードで文章を入力しており、普段のタイピング能力が衰えていないことがわかります。
TREWGripは、今のところ販売価格などは発表されていませんが、日本時間で2014年1月6日午前9時にスタートしているInternational CES 2014に出展中です。
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