BlackBerryっぽい物理キーボード搭載iPhoneケースを販売予定の会社をBlackBerryが提訴
かつては50%あった市場シェアがわずか4年で3%以下にまで下落したBlackBerryは、2013年第3四半期決算で(PDFファイル)損失約44億ドルを計上、業績不振から2台の新スマートフォンの開発を中止するなど、深刻な経営不振に陥っています。しかしながら、スマートフォンの先駆け的存在であるBlackBerry端末の物理キーボードには根強いファンも多く、その使いやすさからiPhoneとの2台持ちをする人までいます。そんなBlackBerryの象徴とも言える物理キーボードにそっくりなiPhone5/5s専用ケース「Typo Keyboard Case」を販売予定の会社に対して、BlackBerryが特許侵害であるとして訴訟を起こしました。
(PDFファイル)Microsoft Word - 5691978_4.doc - gov.uscourts.cand.273272.1.0.pdf
https://ia601200.us.archive.org/22/items/gov.uscourts.cand.273272/gov.uscourts.cand.273272.1.0.pdf
BLACKBERRY FILES SUIT AGAINST TYPO - Press Releases
http://press.blackberry.com/press/2014/blackberry-files-suit-against-typo-.html
BlackBerry Sues Ryan Seacrest's Startup Over iPhone Keyboard
http://mashable.com/2014/01/03/blackberry-lawsuit-ryan-seacrest/
「Typo Keyboard Case」を開発したのは、アメリカの有名テレビ司会者ライアン・シークレスト氏が共同創業者であるTypo Productsという会社。Typo Productsは公式サイトで、BlackBerryが特許侵害と主張しているTypo Keyboard Caseの予約受付をすでに開始しています。
CNNとのインタビュー内で「BlackBerryの特徴がiPhoneに搭載されるということですね?」と聞かれたシークレスト氏が「それがTypo Keyboard Caseが実現された理由です」と答えたことをBlackBerryは指摘し、法務顧問であるスティーブ・ジッパースタイン氏は「Typo Productsは当社の象徴となっているキーボードの特許権をあからさまに侵害した」と訴えています。
BlackBerryは「親指使用のために最適化されたキーボードを備えた携帯機器」、「携帯型通信機器に搭載された傾斜型キーボード」および「携帯型電子機器のデザイン」の特許侵害でTypo Productsを提訴。
Typo ProductsはBlackBerryの訴えに対して、BlackBerryの知的財産を尊重するとした上で「我々は数年間をTypo Productsの研究・開発に費やしました。BlackBerryの主張には根拠がなく、精力的に異議申し立てを行うつもりです」と、BlackBerryと真っ向から争う姿勢を明確にしています。
なお、Typo Keyboard Caseの販売価格は99ドルで、Typo Productsの公式サイトから予約可能となっています。
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in ハードウェア, デザイン, Posted by darkhorse_log
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