あの頃のTwitterを取り戻すべく立ち上がった「Operation Bluebird」をイーロン・マスクのXが訴える

Twitterの復活を目指して立ち上げられた「Operation Bluebird」が、Twitterを買収して改名したXに訴えられました。
X Corp sues social media startup over bid to claim 'Twitter' brand | Reuters
https://www.reuters.com/legal/transactional/x-corp-sues-social-media-startup-over-bid-claim-twitter-brand-2025-12-16/

‘Twitter never left:’ X sues Operation Bluebird for trademark infringement | The Verge
https://www.theverge.com/news/845882/x-corp-operation-bluebird-twitter-lawsuit-trademark-infringemen
「Operation Bluebird」は、Twitterの知的財産担当顧問を務めていたスティーブン・コーツ氏が、「Twitter」や「Tweet」といった商標の使用を放棄したXからこれらを取り戻し、あの頃のTwitterを復活させるべく立ち上げられた会社です。Operation BluebirdはXが「Twitter」の商標を放棄したとして、アメリカの特許商標庁に対して商標の取り消しを求める申し立てを行いました。
「Twitter」の商標取り消しを求めて元Twitter弁護士が活動開始、新たなTwitterを作る青い鳥作戦の一環 - GIGAZINE

現地時間の2025年12月16日、そんなOperation Bluebirdをイーロン・マスク氏のXが提訴しました。Xはデラウェア州の連邦裁判所に提出した訴状の中で、「Twitterブランドはいまだに健在であり、誰かが奪える状態にはない」「さまざまな形で存続し続けている」と主張しています。
実際、改名から2年以上が経過して記事作成時点でも何百万人ものユーザーが「twitter.com」を通じてプラットフォームにアクセスしており、Xを「Twitter」と呼称するユーザーや企業が複数存在すると明かしました。また、Operation Bluebirdの取り組みは「盗もうとする試み」であり、商標権侵害に当たると主張しています。
Xは訴状の中で、「Twitterは世界で最も認知されているブランドのひとつであり、その権利はXに属しています」「要するに、ブランド変更は商標権の放棄を意味するものではありません」と記しており、Operation Bluebirdが「Twitter」という商標を利用すれば消費者の混乱を招くと主張しました。

この訴訟を受け、Operation Bluebirdの創業者のひとりであるマイケル・ペロフ氏は、「我々の商標取消請求は、確立された商標法に基づくものであり、成功すると考えています。目標を達成するために必要であれば、徹底的に争う用意があります」という声明を出しています。
なお、訴訟を受けてOperation Bluebirdが出したコメントに対して、Xの広報担当者および担当弁護士は記事作成時点でコメントしていません。
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in ネットサービス, Posted by logu_ii
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