3分の1サイズの初代Macintoshをラズベリーパイで再現した「Mini Mac」
LEGOブロックで再現されるなど未だに根強い人気を誇る「初代Macintosh」ですが、3分の1スケールのMacintosh 128KをRaspberry Piで再現した人がいます。
Honey I Shrunk the Computer - RetroMacCast
http://retromaccast.ning.com/profiles/blogs/honey-i-shrunk-the-computer
こちらがMacintosh 128KのミニチュアMac「Mini Mac」です。Mini Macを手のひらに乗せているのが製作者のJohnさん。レトロなMac愛好家たちが集うRetroMacCastでMini Macを公開しています。
Mini Macは、ARMプロセッサを搭載したシングルボードコンピューターRaspberry Pi(ラズベリーパイ)を使って古いMac用のエミュレーター「Mini vMac」を動かすことで、その小さな筐体に初代Macintoshを再現しています。
Mini Macの筐体は、3mm厚の「Sintra」と呼ばれるポリ塩化ビニル(PVC)の板(いわゆる塩ビ板)をカッターナイフと紙やすりで加工して作られています。
本物の初代MacintoshとMini Macを比較するとこんな感じ。Mini Macのコンパクトさがよく分かります。
Mini Macには、3.5インチモニターが装着され……
残りのハードウェアはこのようにそれぞれ配置。各パーツはネジで固定されているだけなので、簡単に取り外しが可能であるとのこと。筐体内の左下側に写っているHDMI端子がついているパーツが、メインボードであるラズベリーパイです。
Mini Macのスペックは以下の通りです。
メインボード:Raspberry Pi Model B
CPU:ARM1176JZF-S
メモリ:512MB
液晶モニター:320×200ピクセル3.5インチモニター(512×384で外部出力可能)
外部端子:HDMI端子、USB2.0×2、有線LANポート
無線機能:Wi-Fi、Bluetooth内蔵
Mini MacはWi-FiとBluetoothを内蔵しており、Apple Wireless KeyboardとMagic Mouseを使えば電源ケーブル以外はワイヤレス環境で使うことも可能です。HDMI端子を使えば外部モニターに出力することもOK。
実際にMini Macを動かしているムービーがこちら。
Mini Mac - YouTube
なつかしいApple Computer(当時)のリンゴマーク。
ハードウェアはRaspberry Piを使用。
画面描写は肉眼で見る方がずっとキレイとのこと。
ペイントソフト「MacPaint」も使えます。
こちらはゲームソフト「CRYSTAL QUEST」。
Raspberry Piはゲームも余裕でこなせるスペック。
Mini Macは片手でつかめるくらいコンパクト。
ワイヤレスで使うことも可能です。
ここまでくれば最後に残された電源ケーブルを取り去り完全ワイヤレス環境を実現するべく、バッテリーを内蔵した新型Mini Macが登場する日も近いのかもしれません。
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