コーヒー1杯の98%は水、残りの2%に入っている「とてもいいもの」とは?
By Daniel Hoherd
朝起きて一杯飲んだり、食後に一息入れたりと、コーヒー党でなくてもたまに飲みたくなるコーヒーには飲むと目が覚めるなどの効用がありますが、コーヒー1杯には実際に何が含まれているのか、ということに迫ったムービーが「What's Actually Inside An Average Cup of Coffee」です。
What's Actually Inside An Average Cup of Coffee -- Wired Magazine - YouTube
コーヒー1杯のうち98%は水、残りの2%が「とてもいいもの」が入っているとのこと。
コーヒーのこうばしい香りを演出している成分の一種が「2-エチルフェノール」
しかしながら、2-エチルフェノールはゴキブリが危険を感じた時に出す警報フェロモンにも含まれる物質です。
コーヒーのいい匂いを演出しているもう一つの物質が「ジメチル・ジスルフィド」
ジメチル・ジスルフィドは特定悪臭物質に指定されている物質であり、肉の腐ったような匂いがするとのことです。
上記であげた2つの気持ち悪い物質を含んでいても、コーヒーはおいしい飲み物。
コーヒーのバターのような風味の元が「アセチルメチルカルビノール」と呼ばれる物質で、バターにも含まれています。
トリゴネリンはコーヒーの甘みの成分でもあり……
虫歯菌から歯を守る作用もあります。
3,5-ジカフェオイルキナ酸はフリーラジカル(活性酸素)から脳を守る効果があるとのこと。
要するにコーヒーは抗酸化物質なのです。
そして、みんなが大好きなコーヒーの成分と言えばカフェイン。
カフェインはニコチンやコカインと同じようなアルカロイド系の毒素です。
毒素だからといって怖がらなくても大丈夫。カフェインはアデノシン受容体をブロックしてくれるため……
結果的に眠気はなくなって目が覚めるという作用をもたらしてくれます。
コーヒーの成分にはなぜか強い匂いを放つ物質が多いようで、ゴキブリのフェロモンと同じ物質など衝撃的なものも含まれていますが、むしろそれこそがコーヒーのエッセンスである、というわけです。
・関連記事
コーヒーとビールは一体どちらが想像力を豊かにする作用があるのか - GIGAZINE
コーヒーが気候変化の影響により手軽に飲めなくなるおそれアリ、風味の変化も - GIGAZINE
「世界のコーヒー消費量」を図解、一番たくさん飲む国と日本との差は? - GIGAZINE
ベストデザインな世界各国のコーヒーメーカー7種類 - GIGAZINE
いろんなコーヒーのバリエーションを図解 - GIGAZINE
いつものコーヒーとはひと味違うかもしれない、世界の高級コーヒーの値段トップ10 - GIGAZINE
猫舌のブラック党に朗報、やけどしそうなコーヒーに入れるとちょうどいい温度まで冷まして保温してくれる「Coffee Joulies」 - GIGAZINE
コーヒーを自宅でいれる時に陥りがちな7つの落とし穴 - GIGAZINE
・関連コンテンツ