2013年06月10日 09時00分メモ

あなた自身を優れた知識を持ったエキスパートにする4つの方法

By Zahira

大きな組織から小さな組織まであらゆる組織のマネージャーは、年月や経験によって積み重ねられたビジネスや専門知識に対する「優れた知識」を持つ人物に依存していると言います。この「優れた知識」を自身で身につけ、優れたエキスパートになるための方法が紹介されています。

Make Yourself an Expert - Harvard Business Review
http://hbr.org/2013/04/make-yourself-an-expert/ar/1

「Best Companies to Work For 2013」100位以内の企業の幹部が、優れたプロジェクトリーダーに関して「彼ら無しでは私たちはどうすればいいのかわかりません！」と言いました。知識の使用と共有についての研究の一部として行った100以上のインタビューの中でも、多くの優れたエキスパートに関して同じような意見が言われています。

このようなエキスパートたちが持つ「優れた知識」は誰もが持つものでは無く、いくつもの経験から成り立つものであり、成功に結びつくような思考法や決断法、行動法などのノウハウのことでもあります。これらは経験に基づくものであるので、「優れた知識」が成熟するのには長い時間がかかります。

By Chris Pirillo

この「優れた知識」は、あなたの組織の中のエキスパートがどのように組織の中で働いているのかを意識的に考え、そしてそこから学ぶことで得られます。「優れた知識」を持つエキスパートの製品に対する考え方や知識経験は、「行動」や「知識」という風に要素ごとに分けることができるはずです。

By John

しかし競争の激しい現代社会ではこのモデルだけでは十分ではありません。その1つの理由は、エキスパートたちは自身の過去の経験とうまくいった解決策の中からうまくいくパターンを認識しているので、自身のプロジェクトでのリーダーシップのとり方などの「優れた知識」を明確に表現したことが無いからです。2つ目の理由はエキスパートの同僚たちがエキスパートに「優れた知識」を主張させることに慣れていたという点です。つまりあなたはエキスパートから「優れた知識」を取り出す方法を身につける必要があります。

「優れた知識」をエキスパートから取り出すには正しいシステムが必要であり、「OPPTY」を使うことが有効。「OPPTY」とはObservation、Practice、Partnering and joint problem solving、Taking responsibilitYという観点からなるフレームワークのことです。

◆Observation：観察

観察では、エキスパートにつきまとい彼らがどのような仕事をしているのかを系統的に分析する必要があります。