Googleがユーザー死亡時におけるデジタル財産の取扱いを決められる「Inactive Account Manager」を開始
By susanne anette
Googleが「あなたの身にもしものことがあり、亡くなったり以後アカウントを使うことができなくなった場合、デジタル財産を全削除するか指定した相手に遺贈するか決められる」という機能の提供を開始しました。
Google Public Policy Blog: Plan your digital afterlife with Inactive Account Manager
http://googlepublicpolicy.blogspot.jp/2013/04/plan-your-digital-afterlife-with.html
この機能は「Inactive Account Manager」と呼ばれるもの。サービスを利用するには、まずアカウントの設定画面から、3カ月、6カ月、9カ月、12カ月と期間を指定し、期間が過ぎた後、全データを削除するか、信頼できる相手を指定し、Googleのサービスを通じてデータへのアクセスを譲り渡すことにするかを選択します。指定する相手は10人まで選ぶことが可能。記事掲載時点で日本では利用できませんが、画面には以下のような設定が現れるそうです。
現在のところ譲り渡せるのはGoogle +1、Blogger、連絡相手、サークル、ドライブ、Gmail、Google、プロフィール、ページやストリーム、Picasaのウェブアルバム、Googleボイス、YouTubeのデータ。一定期間後に譲り渡されるのはデータのみであり、パスワードが渡されるわけではないため、譲り受けた相手がそのアカウントを使ってメールを発信したりすることはできないとのこと。
なお、一定期間がすぎてこれらの処理が行われる前にEメールでテキストメッセージが送られ、単にアカウントを利用していないだけの場合に遺贈が行われてしまうのを防ぎます。メールが送られる相手は親しい友人や家族など、本人以外を指定することも可能となっています。
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