20年越しで企画が再始動した「蒼きウル」などガイナックスが一挙に6タイトルを発表
東京国際アニメフェア2013のガイナックスブースにて、長らく企画凍結となっていた劇場用アニメ「蒼きウル」など6タイトルのビジュアルが一挙に公開されています。
6作品ビジュアル
「蒼きウル」は1992年に制作を開始する予定だった企画。1987年に公開された映画「王立宇宙軍 オネアミスの翼」の続編という設定がありましたが、結局制作途上にて企画は凍結され、メインスタッフはそれより前から企画が進んでいた「新世紀エヴァンゲリオン」へとスライドすることに。今回公開されたのはビジュアルのほかに、「監督・脚本:山賀博之」「キャラクターデザイン:貞本義行」という情報のみ。劇場アニメーションとなっていますが、公開時期などはまだ明らかになっていません。
「放課後のプレアデス」はスバルとGAINAXによるオリジナルアニメで2011年にYouTubeで全4話の配信を行いました。今回はその企画が再び始動するという告知のようですが、どういう展開になっていくのかは不明。
「さどんです」はヤングマガジンで連載中の「女子高生ゆるゆる本格お茶道ライフ」マンガで、原作は乃和(GAINAX)、漫画は葉月京が担当しています。
「あくびをするにはワケがある」。「世界は海でつながっている」というフレーズが見えていますが、詳細は不明。
「天使予報 THE STRANGE WEATHERS」。FogyやCloudy、Snow、Rainなどキャラクター名は気象から名付けられているようです。
「MUSICAL WIZARD ウィザード」。山賀博之さんが原作を務めます。
「蒼きウル」以外は映画なのかテレビアニメなのかその他の何かなのかもまだ不明な段階ですが、これからガイナックスがこういう企画を進めていくつもりらしい、ということでファンにとってはこれから数年先まで非常にワクワクできそう。
ちなみに、東京国際アニメフェア2013では展示企画「ガイナックス流 アニメの作法 人の群れがアニメを創る!」が行われています。これはガイナックスがどうやってアニメを作っているのか、企画から作品完成後までを追いかけていくという内容になっていて、会議や作画の工程ではどのようなものができあがってくるのか、実際に「天元突破グレンラガン」の脚本や原画・動画などが展示されています。スタッフがどのような思いでアニメを作っているのかを面白おかしく心の声つきで解説していて、見応えがあります。
ブース外にはこれまでのガイナックスの歩みがまとめられていました。
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