24時間の塩水噴霧や高さ1.2mからの落下に耐える京セラ製タフネススマホ「Torque(トルク)」に触ってみた
30分間水に浸す、24時間塩水を吹き付けてさらに丸1日乾燥させる、約122cmの高さから26回落とす、湿度95パーセントの環境で10日間作動させる、富士山よりも遙かに高い標高4572m相当の気圧で2時間使用する、といった過酷な試験を全てパスしたというAndroid4.0搭載スマートフォンが京セラの「Torque(トルク) E6710」です。今回はその実機がMWC2013に展示されていたので、隅々まで写真に納めつつ実際に地面に落下させたりもしてその実力をチェックしてきました。
Kyocera Phones: Torque
http://www.kyocera-wireless.com/torque-phone/
Sprint初、耐衝撃性能を有するアンドロイドスマートフォン京セラ製「Torque(トルク)」
http://www.kyocera.co.jp/topics/2013/0103_hino.html
京セラブースの外観はこんな感じ。
「Torque 」を水に浸したまま写真をスライドショーで表示するデモ。
耐衝撃性能はMIL規格(MILITARY STANDARD 810G)をクリア、防水仕様はIPX7等級、防塵仕様はIP6X等級となっているとのこと。なお、ディスプレイを振動させて鼓膜と内耳に音声を伝えるスマートソニックレシーバー技術を搭載しており、工事現場やコンサート会場などの騒音レベルが高い場所でもクリアな通話が可能となっているそうです。
実際に端末を床に落としすデモは以下のムービーでチェックしてみてください。
京セラのタフネススマホ「Torque 」を床に落としてみた - YouTube
4インチ(480×800ドット)のディスプレイを備え、本体サイズはiPhone 5より1回り大きめ。
成人男性の手ならしっかりと握り込むことが可能。
本体サイズは縦128.5×横68.4×厚さ12.9mmで公称重量は約168.5g。CPUはSnapdragon MSM8960(1.2GHz)を搭載し4G LTEに対応。メモリ1GB、ストレージ4GBを内蔵しmicro SDカードによる記憶容量の拡張が可能。
背面は凹凸のあるラバー素材でできており汗をかいた状態などで握っても滑りづらくなっています。
2500mAhの大容量バッテリーを内蔵。さらに、京セラオリジナルの節電機能Eco Modeを備え一般的なスマートフォンを上回る長時間駆動が可能とのことですが、詳細なバッテリー駆動時間は記事作成時点では不明です。
リアカメラは500万画素でパノラマやHDR撮影ができます。
左側面にはボリュームボタンとトランシーバーのような通話ができるSprint Nextelのサービスであるプッシュ・ツー・トーク機能「Sprint Direct Connect」を使用するためのボタンがあります。
右側面にはカメラアプリ用のシャッターボタンを搭載。
上部には電源ボタン、イヤフォンジャックに加えて、通話音声などをスピーカーからの出力に切り替えるためのボタンを搭載。
下部には充電用のUSBポート付。
ホームボタンなどは凹凸がハッキリと付けられたハードウェアキーとなっており手袋などをした状態でも操作がしやすくなっています。
ソフトウェアキーボードを表示するとこんな感じ
カメラアプリを起動してみた所。
PRキャラクターは英国出身の冒険家でディスカバリーチャンネル「サバイバルゲーム MAN vs WILD」に出演するベア・グリルス。
キャッチコピーは「極限から日常まで」。
なお、北米では3月上旬にSprint Nextelから発売されるとのことですが記事作成時点では価格などは未定となっており、日本での発売はキャリア次第とのことです。
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