Googleのメガネ型PC「Google Glass」の音声操作で写真撮影・ネット検索するとこうなる

Googleの開発するメガネ型コンピューター「Project Glass(通称：Google Glass)」は、手ではなく声で操作して必要な情報を検索したり写真やムービーを撮影したりということが可能で、実際にニューヨークで行われたファッションショーをProject Glassを使って撮るという試みも行われていましたが、現地時間の2月20日に公式サイトが公開され、カメラ以外のさまざまな機能を利用している様子もムービーで見ることができるようになりました。

Google Glass - Home
http://www.google.com/glass/start/

こちらがGoogleの開発したメガネ型コンピューターProject Glass、通称「Google Glass」です。

メガネは軽く、柔軟性のある素材で作られています。

カラーバリエーションは現段階でチャコール、タンジェリン、シェイル、コットン、スカイの5種類。

実際にProject Glass越しに世界を見ている様子は以下のムービーから見ることができます。

How It Feels [through Glass] - YouTube

こちらがメガネ越しに見た世界。パイプを握る男性の視界の右上に時計が表示されています。

「OK,glass」という掛け声で時計があった場所に「写真を撮る」「ムービーを撮る」などのメニューが表示。ボタンの操作ではなく、行いたいことを声に出すことでプログラムが起動し、ハンズフリーでコントロールできます。

「Record a video（動画を記録して）」と言うと、右上がムービー画面へと切り替わりました。

さらにパイロットが操縦中に「OK,glass,hang out with The Flying Club（フライングクラブと繋げて）」と声をかけます。

すると画面右上に接続先のカメラが捉えた映像。カメラの向こう側からはメガネ越しの映像を見ることが可能です。

こちらはGoogleで虎の頭を検索。

いろんな虎の頭の画像が検索されてきました。

さらに「写真を撮って」と呼びかけます。

シャッター音が響きました。

撮った画像は右上に表示。

両手が自由に使えるので、これまでは撮ることができなかった映像を撮ることが可能です。

フィギュアスケート選手。

スカイダイビング。

撮影中の映像をリアルタイムで見ることもできます。

メガネ装着者のもとへ迫ってくる蛇に、開いた口がふさがらない少年。

絶叫マシーンの様子。

また、カーナビの代わりとしても使用できます。

先ほどのパイロットは空中で華麗な技を披露、カメラの向こう側の人々がどよめきます。

冒頭に出てきたパイプを握る男性は、空中ブランコを行っていたのでした。

迫力のある乗馬の映像。

卓球。

剣道の試合。

虎の頭の写真を見つつ、氷を削っています。

航空券の情報を視界の右上で捉えつつ、ゲートへダッシュ。

メガネをつけて行われたファッションショーの様子。

誕生日ケーキが映し出されました。

離れた場所にいても、まるでその場にいるかのように誕生日を祝うことができます。

さらに旅先でおいしいものを食べた時……

「おいしい」という言葉を現地の言葉に翻訳することも可能。タイ語で「おいしい」は「アロイ」でした。

水槽の中をゆらゆら泳ぐクラゲを見つつ、「クラゲ」という単語でWikipediaを検索。

気球に乗っていると、「そこでの景色はどんな感じ？」というメッセージを離れた場所にいる友人から受信。

その場で写真を撮影します。

美しい光景を見たとき、その光景から目を離さずに写真を送ることが可能になるため、まるで相手が隣にいるかのように光景を共有することができます。

なお、現在Google Glassのウェブサイトでは、「自分ならGlassをどう使うか」をGoogle+かTwitterでハッシュタグ「#ifihadglass」を入れて投稿・採用されると、プロトタイプを1500ドル(約14万円)で購入できる資格が与えられるというプロジェクトが行われています。応募ができるのは米国在住者のみで、投稿には5枚までの画像、15秒までの動画が添付可能です。

Google Glass - If I Had Glass
http://www.google.com/glass/start/how-to-get-one/

締切は現地時間の2013年2月27日、日本での発売予定は不明です。