露骨に女性専用なカップ麺hanautaを食べてみたところ男性でも十分楽しめる内容と判明

東洋水産によると、女性はカップ麺を食べることに罪悪感や抵抗感を感じるそうです。そこで、そんな女性でもポジティブに食べられるカップ麺を作ったのが、マルちゃんブランドの「hanauta カモミールソルトヌードル」「hanauta ローズヒップ担担ヌードル」(税込170円)。パッケージは花柄を用いたエレガントな雰囲気になっていますが、果たして女性向きの味とはどのような感じなのか、実際に食べてみることにしました。

「hanauta（はなうた） カモミールソルトヌードル」「同　ローズヒップ担担ヌードル」
http://www.maruchan.co.jp/news_topics/entry/2013/01/hanauta_hanauta.html

パッケージは花柄で明らかに女性向け、というか女性専用で男性はちょっと手を出しづらくはあります。露骨に差別化をしているので女性にとっては手を出しやすいのかも。

下に向かって細くなっており、手に持ちやすいよう工夫されています。

まずは「ココロやすらぐカモミールヌードル」から。カモミールというのはハーブの一種で、精神的な痛みや苦痛に効くとのことで、「ココロやすらぐ」効果があるそう。

かやくとしては、チンゲン菜、キャベツ、いんげんなどが入っています。また、スープはチキンエキスをベースにした塩味になっています

1食(68グラム)当たりのエネルギーは288キロカロリー。内容量は68グラムなので、同社の赤いきつねうどんの96グラムと比較すると少なめになっています。

こちらはカラダはじけるローズヒップ担担ヌードル。ローズヒップもハーブの一種で、体を活気付ける効能があるようで、「カラダはじける」となっています。

原材料を見ると、しっかりと乾燥ローズヒップが含まれています。また、スープはポークエキスを効かせた担々スープとなっており、みそ、すりごまなども使用されています。

1食(71グラム)当たりのエネルギーは309キロカロリー。

では、早速両方を味わってみることに。湯戻しの時間は4分なので、注意。

まずはカモミールソルトヌードルから。具にはチンゲン菜、キャベツが見えます。そして、大量にネギが浮いているように見えますが、これはインゲン。

味としてはサッポロ一番塩ラーメンのような感じですが、それよりも少しあっさりとした感じ。普段からカップ麺の味に慣れている人にはちょっと物足りなく感じるかも知れませんが、あまり食べない人にはなじみやすい味かも。確かにスープの香りはハーブがきいているのか、通常のカップ麺にはないようなちょっと強めの香りで、すっきりと澄んだのど越し。麺はツルツルとしてモチッとしているのですが、芯も柔らかく「麺が伸びているのでは？」と感じるかも。

インゲンは歯応えがあり、かなり良いアクセントになっていました。具は割と豊富に入っていて、麺と一緒に最後まで楽しめます。

スープは一般的なカップ麺に比べるとかなりあっさり。これまで濃い味を敬遠していた人には向いていそうです。

こちらはローズヒップ担担ヌードル。「この唐辛子の量はアウトだろう……」と思ったのですが、実はこの大半は赤ピーマン。他にはにんじんや生姜など、赤い具材が豊富に使用されています。確かにこの赤さは食欲をかき立てるものがあり、活力が沸いてくるような感じ。

スープにはみその風味がしっかりと乗っていて、これが麺によく絡み味わい深い感じ。担担ヌードルながら辛さは抑えめで、一口食べた瞬間にほんの少し辛さが広がるのですが、スッと引いていきます。そういった意味では女性向けというよりも辛さに弱い人が楽しめる味になっています。

たっぷりの赤ピーマンはシャキシャキとしていて食感が豊か。また、鮮やかさを目でも楽しめるのはグッド。

女性が口を大きく開けなくても良いように配慮されているのか、味付鶏挽肉は小さめ。ローズヒップも含まれているようなのですが、スープの味に負けてしまっているためか、食べている最中に感じることはできませんでした。

辛さも控えめなので、スープも非常に飲みやすいです。分量的には男性にはちょっと少ないかも知れませんが、女性や小食の人にはこれぐらいあれば昼食としては大丈夫そう。

味的にはどちらもスッキリとした味わいで、そういう意味では男女関係なくあまり濃い味が得意ではない人向けです。全国発売は2013年3月4日(月)ですが、2月1日(金)から全国の東急ハンズにて先行発売されており、一足早くゲットできるようになっています。