18歳未満は鑑賞禁止の「ベルセルク 黄金時代篇III 降臨」R18+版が限定公開されることに
2月1日に公開となる映画「ベルセルク 黄金時代篇III 降臨」はR15+指定での公開が決定していますが、当初は映倫による審査でR18+指定を受けていました。公開されるものは修正を加えたR15+版となりますが、無修正オリジナルであるR18+バージョンについても、一部時間帯限定でレイトショー興行されることが明らかになりました。
映画「ベルセルク 黄金時代篇」シリーズは「ベルセルク」シリーズの世界観すべてを映像化する「ベルセルク・サーガプロジェクト」の第一弾として制作されているもので、この「降臨」をもって黄金時代篇三部作は完結することになります。
物語は、ミッドランド王国への反逆罪で捕らえられたグリフィスを鷹の団が救出するところから始まり、作中の鷹の団だけではなく読者にも恐怖と絶望を味わわせた「蝕」までが描かれます。
原作読者であればこの「蝕」をそっくりそのまま映像化するのはさすがに無理なのではないかと心配するところなのですが、制作側は「原作に忠実に描く」という方針を守り、原作ファンを納得させるだけの映像を作り上げました。
ただ、頑張りすぎてしまったために「大人向きの作品で、極めて刺激の強い性愛描写が見られる」という理由で、映像倫理委員会からR18+指定(18歳以上が鑑賞可)を受けることになりました。特に、性的描写シーンについてR18+相当だと指示を受けたそうです。
しかし、R18+指定を受けてしまっては、第一部、第二部(PG12指定=12歳未満の鑑賞には保護者の指導・助言が適当)を見てきた人の中に第三部だけを見られないという人が出てきます。
そこで、映像を一切カットすることなく明るさなどを調節することでR15+版として全国興行を行うことになりました。R15+版では音楽も一部変更されていて、川畑要さんによるエンディングテーマ「breakthrough」もシングル版とは異なる劇場アレンジ版になります。
18歳以上のファンとしては、修正していないものがどうなるのかが気になるわけですが、今回、この無修正オリジナルのR18+バージョンが、新宿バルト9と梅田ブルク7の一部時間帯でのみレイトショー公開されることになりました。すでに公開されている予告編の映像でも、かなりどろどろぐちょぐちょなのですが、一体、「R18+指定相当」といわれたシーンではどうなってしまうのか……。
映画「ベルセルク 黄金時代篇III 降臨」"蝕"予告編映像 - YouTube
なお、Gyao!では冒頭10分が無料配信されています。
ベルセルク 黄金時代篇III 降臨 特集 プロモーション映像 冒頭10分|無料動画 GyaO![ギャオ]|ベルセルク 黄金時代篇III 降臨 特集 プロモーション映像|アニメ
公開は2月1日から。新宿バルト9と梅田ブルク7ではR18+版とR15+版の両方が公開されることになるので、見比べるとR18+の基準がはっきりしそうです。
◆キャスト
ガッツ:岩永洋昭
グリフィス:櫻井孝宏
キャスカ:行成とあ
ジュドー:梶裕貴
リッケルト:寿美菜子
ガストン:矢尾一樹
シャルロット:豊崎愛生
シラット:中村悠一
ゾッド:三宅健太
髑髏の騎士:大塚明夫
◆スタッフ
原作:三浦建太郎(スタジオ我画)
監督:窪岡俊之
脚本:大河内一楼
キャラクターデザイン・総作画監督:恩田尚之
アニメーションディレクター:岩瀧智
美術監督:新林希文、中村豪希、竹田悠介
主題曲:平沢進
音楽:鷺巣詩郎
アニメーション制作:STUDIO4℃
配給:ワーナー・ブラザース映画
©三浦建太郎(スタジオ我画)・白泉社/BERSERK FILM PARTNERS
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