Googleストリートビュー撮影で走り回っている自動車・自転車・手押し車の実物を目の前で見に日本科学未来館へ行ってきました
Googleが地図サービスを手がけてからの8年間の歴史が「日本科学未来館」で展示されています。ストリートビューを実際に撮影している車、自転車、手押し車などが展示されていて、間近でストリートビューを支えている技術をまじまじと目にすることができます。国内でこうした展示を行うのは初めてで、しかも無料とのことで、実際に行ってみることにしました。
Google マップの歩みとストリートビュー/Doodle 4 Google 「100年先の未来」 | 日本科学未来館 (Miraikan)
http://www.miraikan.jst.go.jp/event/121026117381.html
Google Japan Blog: Google マップの歩みとストリートビュー 日本科学未来館で展示
http://googlejapan.blogspot.jp/2012/10/google_29.html
場所は「東京都江東区青海2-3-6」で詳しいアクセスの方法はこちらに記載されています。
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「船の科学館駅」を下車して約5分ほど歩くと、日本科学未来館が見えてきました。
展示会場に到着。社会見学に訪れたたくさんの学生たちの姿が見えます。
こちらがストリートビュー撮影車。
撮影しているカメラの部分はこんな感じ。15個のレンズを使って全方位360度の撮影が可能。また、モーションセンサーで撮影者の位置を追跡しており、データを保存するハードディスク、小型パソコン、レーザーを使用して3Dデータを取得し、ストリートビュー画像内の距離も測定できるようになっているそうです。
以下のように、フレームによってしっかりと車体に固定されています。
車内は想像していたよりもかなりシンプル。当初は何台ものパソコンを積んでいたのですが、現在では1台のパソコンを搭載すれば済むようになっていて、さらに撮影システムの改良により高解像度のパノラマビューも撮影できるようになったとのこと。
センターコンソールの部分には「頭上注意!車高2.5m」「一時停止!!」「後方確認!!」などの注意書きなどがシールで貼られており、撮影時にあったいろいろな苦労が感じられます。
次はフレームの構造が特殊な「ストリートビュートライク」と呼ばれる自転車。公園、小道、大学のキャンパス、競技場など車が入れない場所にはこれが大活躍。
後ろからみるとこんな感じ。
ハンドルの部分にはモニターなど。
空気入れも装着。
カメラの部分。立ちこぎすると写り込むので、座ってこぐのが必須だそうです。
カメラの後ろ側には各種センサーへのケーブルをまとめたボックスも見えます。
後部にはホンダ製の発電機が積まれていました。
バッテリーの上にはアンテナ。
ギアの部分もかなり近寄って見ることができ、実物を見ない限りわからないところもしっかりと観察可能です。
こちらはストリートビュートロリーと呼ばれる手押し車タイプのもの。世界中の美術館を撮影するために発案されたとのこと。
まるで小型のプラネタリウムのようなカメラ。
積まれているのは「NetgearのLANハブ」というのがなかなか面白いです。一般的に手に入るネットワーク機器を組み合わせて作られています。
最下部にはバッテリー。
Googleストリートビューの歴史をわかりやすく説明したパネルなども展示されています。
こちらは初期のストリートビュー撮影車。かつては多くの機材を積む必要があり、バンタイプの車で撮影が行われていました。
初期のストリートビューのスクリーンショットも見ることができます。カリフォルニア州のサンフランシスコでフェリー波止場付近のエンバカデロ沿いのものです。
Googleストリートビューのベース技術となった、当時最先端のコンピューター制御ビデオディスクプレーヤーを用いて作られたアスペンのムービーマップの写真も展示されています。
こちらは複数の画面をつないで360度でGoogle Earthを体験できる「Liquid Galaxy」。自由に操作していろいろな場所を臨場感あふれる映像で楽しむことができます。
実際に操作しているところをムービー撮影してみました。
360度でGoogleEarthを体験できる「Liquid Galaxy」 - YouTube
ストリートビューで未来館内も見られるようになったそうなので、これを使って見てみるとおもしろいかも。
この他にはGoogleトップページのロゴのデザインなども展示されていたり、最近発売された「Nexus 7」がペタペタと自由に触れるゾーンがあったりと、いろいろ楽しめるようになっています。なお、11月7日(水)でいったん展示が終了しますが、また11月15日(木)~11月29日(木)(火曜日は休館日)の間に再開されるで、気になる人は無料なので行ってみると良さそうです。
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