ゴキブリが突然目の前から消える仕組みを再現したロボット

By chocogato
新聞紙や殺虫剤片手にゴキブリを追い回して、とうとう追い詰めた……と思っていたら突然視界からゴキブリが姿を消すということがありますが、その仕組みを解明してロボットで再現してしまったようです。
ムービーは以下から。
Cockroaches and Geckos 'Vanish' With Amazing Acrobatics - YouTube

カサカサと傾斜を上っていくゴキブリ。道は途中で途切れているのですが、スピードが落ちることはありません。

テッペンまで到着。

それでも前へと進みますが、もう道はありません。

このまま落ちてしまうのでしょうか……

と、思いきや。

ぐるん。

シュタッと反対面に着地。

これは後ろ足のかぎ爪をフックのように地面の端に引っかけて、毎秒1メートル以上のスピードでくるっと回り、地面の反対側に着地するという仕組み。この動きによって、突然ゴキブリが視界から消えてしまい、人間は丸めた新聞紙を片手にくやしい思いをするというわけです。ちなみに、同様の動きは東南アジアに生息するヤモリの一種にも見られるようです。
こちらがヤモリ。

テケテケと地面を駆けていきます。

しかし道はもうありません。

ダイブ!

かと思いきや……

ペタッと着地。

これは、ヤモリやゴキブリといった小さな生き物は、大きな生き物よりも逃げるスピードが遅くなるため、捕食動物から身を守るための手段として備わっている動きだそうです。
そして、ヤモリやゴキブリの動きを再現したロボットがこちら。

道を直進します。

道が途切れ、落ちそうになりますが……

くるんと回転。



なお、このロボットは災害時などの捜索や救助の際に役立てられるということです。
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