「Windows 2000」が新大阪駅の新幹線到着案内モニターに出現
2010年7月13日に延長サポートが終了した「Microsoft Windows 2000」ですが、新大阪駅で新幹線に乗ろうと思って見上げた先にいました。
ふと見上げると……
なんだか見覚えのある画面が……
Windows2000の「コンピュータの電源を切ることができます」画面になっている模様。
東海道新幹線の到着列車ご案内が不可能に。
本来はこうなっています
新幹線の到着列車案内表示システムは「Windows 2000」だったというわけです。
なお、Windows 2000などの旧OSから移行できない理由としては以下のような話もあります。
ASCII.jp:7月13日でWindows 2000サポート終了!その問題とは?|ゼロからわかる最新セキュリティ動向
http://ascii.jp/elem/000/000/534/534239/index-2.html
「コスト」と「移行」が2大問題であることがわかる。新しいシステム構築には当然莫大な資金がかかり、その中には検証などに必要となる人件費も含まれるだろう。また、せっかく時間と予算を費やして開発したシステムソフトウェアを新しいOSに移行するのは並たいていのことではない(もっともOS互換性がある場合は別だが)。
そして、この問題も当然のように、コスト問題へとつながっている。当然、最終的には賞味期限内のOSに移行することが必須だ。だが、迅速にそれが行なえない事情がある限り、何が問題で何をすべきか、きちんと把握しておく必要はあるだろう。
今後、一体いつまでWindows 2000のままなのか、セキュリティ的にも気になるところです。
2012/05/24 13:57追記
読者からの情報提供によると「Winows 2000 Professional for Embedded のOEM供給期限自体が 2015/3/31 なので、古いシステムを使ってるのではなく、システム自体は新しくなっていても、ソフトの互換性で Winows 2000 Professional for Embedded を新規で導入してる可能性もあります」とのことで、以下のブログがそのあたりをわかりやすくまとめています。
実はなかなか終わらない Windows NT 5.xのサポート - Windows 2000 Blog
http://blog.livedoor.jp/blackwingcat/archives/1125102.html
Windows 2000 Embedded が2015年まで供給されるのは驚きですね|・ω・)ノ
Server 2003 Embedded も2018年まで供給されるのでずいぶん先ですね。
っていうか、MS-DOS や NTがまだライセンス供給されていたことが驚きなのです。
確かにこれはオドロキです。
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