試食

ココイチの「カレーらーめん」を食べるために「麺屋ここいち」まで行ってきました


カレー味のラーメンが食べられるお店というのは、しょうゆラーメンや豚骨ラーメンのお店と比較するとそれほど多くありません。カレーもラーメンも日本の国民食と言って過言ではない人気メニューですが、意外とこの2つを1つの料理にすることは難しいようで、インスタント麺を除いては全国的に名が知れ渡るような成功を収めているお店はありません。

そんな中「ココイチ」の愛称でおなじみのカレーライスチェーン「カレーハウスCoCo壱番屋」が、本社のある愛知県の4店舗限定でカレーラーメンのお店を営業しているということなので、一体どんな味になっているのか実際に食べに行ってみることにしました。

今回行ってきたのは「カレーらーめん麺屋ここいち」の一宮宮地店。


外観は和風。黄色基調の「ココイチ」とは違う印象です。


「カレー肉そば」と書かれたのぼりが立っています。


店舗のロゴはこんな感じ。


内部は以下のようになっておりテーブルが20席、カウンター12席あります。


メニューの1ページを丸ごと使って「カレー肉そば(税込850円)」を紹介。


平日の11時から15時まではチャーハンがセットになったランチメニューが注文可能。このページにも「カレー肉そば」が載っています。


裏面はトッピングなどの紹介。そして、またしても「カレー肉そば」が……。


スープはアッサリめの「うまこく」とコッテリめの「こいこく」から選択したり、麺の種類や量を選んだりすることが可能。「ココイチ」のカレーライスと同じく、辛さも調節できます。


箸やナプキンと並んで、なぜか扇子が置かれています。


カレーの辛さで暑くなった時にあおぐのに便利。


一般的なラーメン屋ではまず見かけない福神漬けもあります。


スープの中から細かい具だけをすくうための穴あきスプーン。


飛び散ったスープで服を汚さないように着用する紙エプロンです。


広げるとこんな感じ。身長175センチの成人男性が使用するのに十分な大きさがありました。


◆カレー肉そば うまこく(税込850円)

メニューやのぼりで宣伝されまくってた「カレー肉そば」は以下の通り。麺の太さ、量、スープの辛さは全て普通を選択しています。


どんぶりのサイズはこれくらい。底の部分に向かうカーブがややゆるやかなので一般的なラーメンどんぶりより少しだけ容量が多そうです。


スープ甘口で、カレーの風味がしますが「普通」を選択した場合はほとんど辛くありません。脂の量は少なめで所々に浮いている程度となっており、後味はアッサリ。


麺は太めでモッチリとしたもの。長崎の麺料理「ちゃんぽん」に使われているものに近い食感です。


メインの具は赤身8対脂身2の牛肉。口に入れるとトロっとした脂が溶け出しつつも、赤身はしっかりと残るのでモグモグと噛みしめるとカレーの風味と肉汁が口に広がっておいしくいただけます。


実際に食べる時は、以下のように具と麺を一緒くたにつかんで頬張るので、個々の具の味よりルー(スープ)の味が前面に出てきます。


◆よくばり カレーらーめん こいこく(税込み1070円)

いわゆる「全部のせ」に相当する「よくばり カレーらーめん」は以下の通り。今度は「辛口」を注文しています。


どんぶりは深めかつ大きめで、一般的なラーメンの3割増し位の量が入りそう。


スープはかなりドロッとしており、レトルトカレーに近い粘度です。


麺は「カレー肉そば」と同様のモチッとした中太。ベットリとしたスープとよく絡むので、カレーの風味と味がしっかりと感じられます。


挽肉と味噌をあえた「肉味噌」入り。


スープの中には輪切りの唐辛子が入っているので、時々ピリッとした刺激があります。


半熟卵は黄身がトロトロ。意外にもカレーの香りに負けることなく、黄身の風味が楽しめるので、口の中をリセットするのにピッタリ。


チャーシューは薄切りが4枚。とろける程とまではいきませんが、柔らかく煮込まれています。


海苔の香りも割とパンチが効いており、スープに浸して食べてもカレーの風味が消し飛ぶほど強烈。


一応、角切りのバターも入っていますが、スグにスープに溶けてしまうので食べているときに存在を感じることはありませんでした。


もやしとコーン入り。


量は少なめですが他が柔らかい具ばかりなので、コーンのツブツブともやしのシャキシャキとした食感がいい刺激になります。


スープの中からキャベツを発見。


実際に食べる場合は、具と麺をまとめて口に運ぶことになります。


辛口を頼むとスープを飲みきるのがかなりツラくなりますが、穴あきスプーンを使えば具だけを残さずすくうことができます。


という訳で、「麺屋ここいち」のカレーラーメンは奇をてらった味ではなく一般的な日本人の味覚に広く受け入れられそうな仕上がりになっており、いつ全国展開が始まってもおかしくないと思えるレベル。近い将来には日本のどこに住んでいても近所でカレーラーメンが食べられる、という時代が来るかもしれません。

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in 試食, Posted by darkhorse_log

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