ソフトウェア

自動アップデート機能が追加された「Firefox 12」正式版リリース


Mozillaの開発しているウェブブラウザの最新版「Firefox 12」の正式版がリリースされました。大きな変更点としてサイレントアップデート化が進められ、これまでバージョンアップ時には人によっては毎回ユーザーアカウント制御(UAC)ダイアログによる確認が表示されていましたが、今後はユーザーが一度許可すると以後ダイアログが出なくなり、また、システムにサービスを常駐させることで、更新が見つかるたびに自動アップデートが行われるようになりました。

次世代ブラウザ Firefox — 高速・安全・カスタマイズ自在な無料ブラウザ
http://mozilla.jp/firefox/

Firefox 12.0 リリースノート



Firefoxをインストール済みの人はメニューバーの「ヘルプ」から「Firefoxについて」を選ぶとバージョン確認ができます。まだアップデートしていない場合は自動的にダウンロードが行われるので、「ダウンロードした更新を適用」をクリックするだけでOK。


「Firefoxは最新バージョンです」と表記されている人はすでにFirefox 12がインストール済みなので、作業は必要ありません。


今回のアップデートによって、Firefoxのサイレントアップデート化がさらに推し進められ、今後は更新が見つかるたびに自動アップデートが行われるようになります。

また、今回もパフォーマンス改善は引き続き行われており、巨大なJavaScriptコードを使用しているページの表示が高速化されており、また、一部の画像表示も高速になっています。

HTML 5では音声・映像関連のコントローラを洗練し、ブラウザ上での動画再生・音声再生の操作性が向上。


タブ一覧は通常状態では非表示となり、タブを大量に開いてタブバーに収まりきらなくなったときだけ表示されるようになりました。


さらに、Firefox 13で搭載予定の「新しいタブページ」機能を試験実装。新しいタブを開いたとき、空白ページ(about:blank)ではなく、よく見るページの一覧が表示されるようになります。この機能は試験実装なのでデフォルトでは無効になっています。有効にしたいときは、アドレスバーに「about:config」と入力してコンフィグを開き、「browser.newtab.url」の値を「about:blank」から「about:newtab」に変更、「browser.newtabpage.enabled」の値を「false」から「true」に変更して再起動すると有効になります。

新しいタブページの見た目はこんな感じになります。


なお、多くのユーザーにはあまり関係がないかも知れませんが、このFirefox 12でWindows 2000のサポートが終了。Firefox 13からは最小サポート環境が「Windows XP SP2」に変更されるため、Windows XP SP1以前のユーザーはサポート対象外となります。

また、Firefox 3.6系統のサポートも4月24日で終了。Firefox 3.6.28が最後のリリースとなるため、Mozillaでは最新版に更新するよう呼びかけています。

Firefox 13のリリースは6月の予定。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
無料でアドオン・ブックマーク・パスワード・履歴などを同期する「Firefox Sync」 - GIGAZINE

FirefoxやThuderbirdの完全フルバックアップ&別PCへのお引っ越しが可能なフリーソフト「MozBackup」 - GIGAZINE

Firefox Syncでアドオンも同期可能になった「Firefox 11」正式版リリース - GIGAZINE

「Firefox 10」正式版リリースでアドオン互換性の判断が柔軟になり利便性拡大 - GIGAZINE

in ソフトウェア, Posted by logc_nt

You can read the machine translated English article here.