メモ

ソニーが新卒就活のルール変更、卒業後3年以内OK・スーツ不要・学歴不問


「ルールを変えよう」ということで、ソニーの新卒採用サイトにてかなりいろいろと変わった試みが行われています。

Sony Japan | 新卒採用|ソニー株式会社 採用情報
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/Jobs/newgrads/concept/


上記サイトには以下のように書かれています。

本質を求めてやまない、強烈な目的意識。
その結果、人と違うものができる。それが、新しい価値を生む。
ソニーは、そうやって新しい商品を世の中に送り出してきた。

「倫理」や「慣習」、「ルール」という言葉で自分を納得させるのはラクだ。
世の中のあたりまえを疑い、ルールを覆すのはとてもパワーがいる。
だが、本質がその先にあるなら、困難を乗り越えて進めばいい。

ソニーは、人材採用にも、本質的なあり方を求めていきます。
就職活動において、一人ひとりが輝く個性を発揮し、自分らしさを素直に表現してほしい。
個人の持ち味や価値観を大切にしてほしい。
多様な人材がいるからこそ、イノベーションが生まれると考えます。

それぞれの個性を大切にするため、日本特有の”シューカツ” というルールを変えます。


そしてさらに以下の4つのページにわたってソニーのメッセージが書かれています。まずは「「新卒」のルールを変えます」ということで、在学中でも、卒業後3年以内でもOKとし、「卒業後の武者修行、歓迎します」としています。

「新卒」のルールを変えます
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/Jobs/newgrads/concept/contents1.html


職業選択の自由。
人生選択も自由。

学生というラベルがなければ、"シューカツ"のレールに乗れない。
"シューカツ"を続けるために、就職留年や、大学院に進学する。
職業を選択する自由を得ようとすると、人生の選択肢が狭くなる。

これでは、本末転倒ではないでしょうか?
学生時代に精いっぱい勉強し、楽しみ、人生の進むべき道について自分の頭で考える。
学校を卒業してから、「海外の大学に留学する」、「起業する」、
「海外の企業でインターンシップを経験する」、「家業を手伝う」、「世界を旅する」。
人生の選択肢は、無限にあります。

ソニーは、様々な選択肢を歩んだ人たちと出会いたいと考えています。
新卒採用においては、在学中の学生および卒業後3年以内の方を対象とします。
就業経験の有無は問いません。卒業後の武者修行、歓迎します。


次の「型にはまった選考スタイルを変えます」では以下のように書いています。

型にはまった選考スタイルを変えます
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/Jobs/newgrads/concept/contents2.html


選考方法も多様に。

巷にあふれる就職マニュアル本や"シューカツ"講座。
自分のキャラクターを設定し、面接をパスするためのテクニック。
みんなが同じ"シューカツ"の対策をすれば、誰もが似たような主張をするようになる。

日常の中で何を考え、どこに注目し、何をしたいと考え、何をしたか。
ソニーは、一人ひとりの普段の考え方を理解したいと思っています。
だから、面接では、従来から個々人の話をじっくりお聞きしてきました。
ただ、それぞれの個性は、形式通りの面接だけでは分からないこともあります。

ソニーの今回の新卒採用では、複数のエントリーコースを用意します。
ワークショップ、企画提案、プログラミング手法のディスカッションなど、
応募者自身が選考方法を選べるようにします。

意見も得意分野もバラバラでいい。むしろバラバラがいい。
様々な個性がぶつかり合ったとき、大きな力になる。
人々の生活にインパクトを与える商品やサービスは、多様性があるから生まれるのです。


3つ目の「「就活=スーツ」のルールを変えます」ではスーツで無くても良いということを明確に示しています。

「就活=スーツ」のルールを変えます
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/Jobs/newgrads/concept/contents3.html


"シューカツ" ≠ スーツ。
面接にはスーツを着ていく。
メディアでは、常識的な"シューカツ"の服装とは何か、がとり挙げられる。
面接で自由な服装を呼びかけると、「これは罠だ」とつぶやかれる時代。

いまの均質な"シューカツ"。スーツはその象徴だと思うのです。
だから、ソニーは、採用イベントや面接に参加する際、自由な服装を呼びかけています。
応募者には、普段のままの自分の考えをリラックスして表現してほしい。

お互いに、"シューカツ"の固定観念を打ち破りませんか?

どんな服装で参加していただいても大丈夫です。
大事なのは、中身。
自らの想いを素直に伝えられる、普段通りの服装で来てください。
スーツで参加するのが「最も自分らしい」という人は、スーツを着ても構いません。
"シューカツ" = スーツ。そんなルールはなくてもいい。


最後が「ソニーの想い」ということで、以下のように締めくくっています。

ソニーの想い
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/Jobs/newgrads/concept/contents4.html


いっしょに、 これからのソニーを作ろう。

面接や応募書類で大学名を聞かず、人物本位の採用を目指した"学歴不問採用"。
従来の履歴書を廃し、個人の経験や考え方を問うエントリーシートの導入。
入社時期を選ぶことのできるフレックスキャリアスタート制度。

かつてソニーが世の中に問いかけてきたことは、
応募者とソニーが対等の立場で理解し合おうという試みでした。
選ぶ・選ばれるという関係がある以上、「対等でありたい」というのは、
理想論かもしれません。

しかし、ソニーの想いはシンプルです。
応募者とソニー、お互いが理解し合い、双方が納得したうえで入社してほしい。
そして、ソニーのことが好きな人に来てほしい。

ソニーは、これからの会社です。
いっしょに、新しいソニーを作りませんか。

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in メモ, Posted by darkhorse

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