レビュー

のぞき見されないiPhone・iPad用プライバシー保護フィルターの威力とは?


仕事のメールやアドレス帳の個人情報、趣味の動画にちょっと際どいウェブサイトなど、iPhoneやiPadでササッとチェックできると便利だけれど、外出先では他人の目線が心配という状況は多いはず。社用のメールを他人にのぞかれて本名や勤め先がわかってしまったり、電車の中でお気に入りの動画を満喫しようとしても隣の席の人がチラ見してきて気が散ってしまったりするのはなかなか困った問題です。

そんな時には、一定の角度でしか光を通さない特殊なフィルムを貼り付けることで画面の正面にいる自分の視界を保ったまま、横からは画面を見えにくくしてしまうプライバシー保護フィルターが便利。今回は住友スリーエムさんから、年末年始プレゼント企画用に提供してもらった「プライバシースクリーンプロテクター iPhone 4/4S用(税込み2056円)」と「プライバシースクリーンプロテクター iPad 2用(税込み4729円)」でその効果を確かめてみました。

まずは「iPhone 4/4S用(税込み2056円)」。 「MAT」と書いてあるので、光沢のないツヤ消し仕様です。


裏面には装着方法の解説つき。画面の汚れを拭いて貼り付けるだけです。なお、ホコリが入ってしまった場合はフィルターを一度はがして、セロテープなどにゴミを貼り付けて除去するのがおすすめです。


フィルムの本体はこれ。画像では穴の周囲が汚れているように見えますが、肉眼ではほぼ気にならないレベルでした。


フロントカメラやスピーカーなど部分に対応する穴。大きめのつくりなので、多少貼り付け位置がズレても穴がふさがらず、機能を損なうことはありません。


iPhoneの下部にあるホームボタン用の穴。フィルムに厚みがあるので、ボタンが1段くぼんだようになりますが操作性には影響なし。


iPhone 4Sの上に置いてみたところです。このフィルムは読者プレゼントとして提供する予定のものなので、実際に貼り付けはしていません。


フィルターの上から文字をみたところ。30度ほど傾けると、画面が暗くなって文字が見えなくなります。この仕組みで隣の席にいる人などからののぞき見を防ぐというわけです。


20度ほど傾けた状態では画面がクリアーに見えました。自分の手で持って正面から使っている分には、とくに気をつかわなくても見えづらくなることはありません。


約30度を境に画面が暗くなります。写真ではGIGAZINEのトップページを閲覧していますが、ロゴがなんとか判別できる程度で文字までは読めませんでした。


約45度からはほぼ真っ暗になり、何を見ているかはほとんどわかりません。


同じ角度でフィルターを外したところ。正面から見るのとほぼ変わらない状態で写真や文字などが見えてしまいます。


下側から見たところ。少し画面が暗くなるだけで、文字もしっかり読むことが可能。上下には視野角の制限はほとんどないようです。


フィルターの上からでも操作はスムーズ。指の滑りもよく、フリックなども違和感なくできました。


ちょうど横からのぞき見するくらいの角度になると画面が暗くなり、その状態ではよほど目をこらして見ない限り何が表示されているのかわかりません。

iPhone4S用フィルターの見え方


つぎは「iPad 2用(税込み4729円)」です。こちらは「CLEAR」となっているので、光沢仕様。


裏面にある貼り付け方法の解説です。本体に厚紙でできた貼り付け用のヘラが同梱されているので、それを使うえばOK。


ロゴ入りのクロスがおまけでついてきました。貼り付け前にコレを使って画面をキレイにしておきましょう。


貼り付け前のフィルターです。光沢があるので、指紋がつくとちょっと気になりやすいです。


上部にはフロントカメラ用の穴があります。こちらも大きめにできているので、多少のズレは問題ありません。


ホームボタン用の穴。iPhone用と同じく段差ができますが、操作性には影響なし。


画面の上に置いてみました。こちらのフィルムも読者プレゼントとして提供する予定なので貼り付けはしていません。


20度ほど傾けた状態から見たところ。この角度からは鮮明に画面が見られます。


約30度傾けると画面が暗くなります。


GIGAZINEのトップページを表示してみましたが、40度付近からはほぼ真っ暗にしか見えません。


同じ角度でフィルターを外すと、鮮明に画面が見られました。


下側からはかなり角度をつけても暗くなることはありません。


フィルターの上からでもピンチアウトなどの操作は快適にできました。


フィルムをつけた状態で肩越しからのぞきこんでみたところ。閲覧しているのはGIGAZINEのトップページですが黄色などの目立つ色の部分の輪郭がわかる程度で細かい内容は判別できませんでした。


使用者に頭をくっつける位近づくと、やっと文字を見ることができます。さすがにここまで近づかれれば気配でわかるので、この状態でのぞかれる心配は少ないはずです。


iPad版も同じく肩越しからは画面が見えません。横からチラ見した程度は、使用者が真っ黒い画面を見つめているように見えるほどです。


こちらも頭の横からだとのぞき見ができますが、画面が広いぶん奥側の画面は暗くなります。


左右それぞれに30度ほどずれるだけで、画面が暗転。iPhoneよりも大きな画面でも問題なく画面が見えづらくなっています。

iPad用フィルターの見え方


よほど近くからのぞき見されない限りしっかりと画面が見えなくなるので、外出先でも周囲の目線を気にせずiPhoneやiPadを活用したい人は購入を検討する価値がある商品です。なお、現在開催中のGIGAZINEのプレゼント記事に応募してもらえれば、タダでゲットできる可能性があります。

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in レビュー,   ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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