シーシェパードをついに裁判で訴えることが決定、今までの妨害の写真と映像まとめ
捕鯨妨害を2005年に開始、有料チャンネルで英雄のように扱われる番組が放送されて寄付金が爆増、この6年で10倍にも達した資金力で攻撃力をアップさせ、ついには日本側に負傷者続出、調査中断にまで追い込んだあの環境保護団体「シーシェパード」に対し、財団法人日本鯨類研究所と共同船舶株式会社がついに裁判を起こしました。
シーシェパードおよびポール・ワトソンに対する妨害差し止め請求裁判について
内容は以下のようになっており、シーシェパードの活動は「調査船の乗員や調査員の生命をも脅かす危険な行為」であり、「このまま見過ごすことはできません」と断じています。
被告であるシーシェパードとポール・ワトソンによる調査船団への妨害は、年を追うごとにエスカレートしています。海上の安全を著しく脅かす彼らの妨害活動は、海洋航行不法行為防止条約(SUA条約)に加えて、国際海事機関の決議(Resolution MSC. 303 (87))及び国際捕鯨委員会の決議(Resolution 2011-2)にも反し、調査船の乗員や調査員の生命をも脅かす危険な行為です。
シーシェパードやポール・ワトソンによる一連の妨害行為は調査船団の安全のみならず、調査の科学的成果にも甚大な影響を与えており、このまま見過ごすことはできません。これまでも我々は妨害行為を止めるため様々な努力を払ってまいりましたが、このような理由からこの度、シーシェパード本部のある米国ワシントン州において、捕獲調査に従事する船舶や乗組員と調査員の生命・財産及び調査船の船舶の安全確保のため提訴に踏み切りました。
実際にどのような妨害をしているかというと2011年は以下のような感じで妨害活動を行いました(以下の写真・映像は全て(財)日本鯨類研究所の提供によるものです)
第3勇新丸のプロペラと舵を狙うロープを流そうとしたり、ビンを投げ込んでくる様子
大型スリングショットを使って第2勇新丸に対しを投擲物を投げ込んだり、高圧ランチャーを構えたり、プロペラと舵を狙うワイヤー・ロープを流す妨害高速船ゴジラ号
妨害船スティーブ・アーウィン号の活動家が調査船第勇新丸に対し酪酸の入ったビンを投げこむ様子
ボブ・バーカー号活動家が第二勇新丸左舷部のネットに発煙筒を放り込む
第三勇新丸に対し、発煙筒を投擲するボブ・バーカー号の活動家
第三勇新丸に対し、酪酸瓶を投げるボブ・バーカー号活動家と航路を妨害する形で異常接近するゴジラ号およびボブ・バーカー号所属のゴム・ボート
船首を横切ってプロペラと舵を狙うロープを流すゴジラ号、さらに発煙弾や酪酸瓶も投げ込んでくる始末
グリーンレーザーを照射
船はメチャクチャに
プロペラと舵を狙ってロープを曳航しながら調査母船日新丸船首前に蛇行するゴジラ号、さらにゴジラ号は調査母船日新丸に異常接近、活動家が発煙弾を投げ込み、さらにロケット信号弾(火箭)や火炎弾を発射、調査母船日新丸船首甲板上で燃えています。
写真だけだと現場の雰囲気がわかりにくいのですが、ムービーを見ると妨害活動が露骨です。
まずはシーシェパードが大型スリングショットを使って第2勇新丸に対し投擲物を投げ込む様子。
シーシェパード、大型スリングショットで攻撃 - YouTube
次はシーシェパード活動家、第2勇新丸に対し高圧ランチャーを構えて発射する様子。
シーシェパード活動家、第2勇新丸に対し高圧ランチャーを構えて発射 - YouTube
さらにシーシェパードのゴジラ号がプロペラと舵を狙ってロープを曳航しながら調査母船日新丸船首前を蛇行する様子。
シーシェパードのゴジラ号がプロペラと舵を狙って前を蛇行 - YouTube
危険極まりないことに、シーシェパードのゴジラ号がグリーンレーザー照射、発煙弾を投げ込む様子。
シーシェパードのゴジラ号がグリーンレーザー照射、発煙弾投擲 - YouTube
そしてシーシェパードのゴジラ号からロケット信号弾(火箭)発射・火炎弾が投げ込まれ、甲板上で燃える様子。
シーシェパードがロケット信号弾や火炎弾発射、燃える甲板 - YouTube
なお、今回のこの裁判について、なぜ今この時期なのかというと、以下のような狙いがあるようです。
シー・シェパード提訴 「本丸」で奇襲作戦+(2/2ページ) - MSN産経ニュース
提訴の時期も綿密に練った。SSは代表のポール・ワトソン容疑者(61)が牛耳る団体であり、代表の意向がすべて反映される。12月には、SSは南極海の捕鯨妨害へ全勢力を集中させ、団体幹部は出撃拠点となる豪州に集結する。日本側が訴訟と併せて行う差し止め仮処分申請は、数週間以内で判断が下される可能性があり、SS側は不意を突かれて、準備不足のまま法廷での対応を迫られる可能性が高い。
また、シーシェパードが資金豊富になるきっかけを作った有料チャンネル「アニマルプラネット」についても道義的責任を問いたい、としています。
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