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初代iPod nanoが6年以上経過した今になってやっと無償交換を決定

by Photo Giddy

iPod nanoは毎年世代交代が行われており、2011年10月からは第6世代の新モデルが発売されています。そんな中、発売開始から6年以上経過した初代iPod nanoについて、Appleがようやく無償交換を決定しました。

Apple - サポート - iPod nano 交換プログラム



初代iPod nanoが発売されていたのは2005年9月から2006年12月まで。バッテリーの安全性には以前から疑問が持たれており、爆発したり、突然過熱状態になったりする事故が発生。

iPod nanoが爆発炎上、使用不能に - GIGAZINE



ポケットの中に入れていたiPodが炎上



2008年には日本でも同様の事故が複数回発生しており、経済産業省が「製品に起因することが疑われる重大事故」として公表。

iPod nanoが突然過熱する事故が再び発生 - GIGAZINE

これを受けて、Appleは自主対応として、バッテリー過熱製品の無償交換を行ってきました。しかし、2010年7月にもけが人の出る事故が発生するなどしましたが、Appleはあくまで自主対応(不具合を報告してきた利用者にのみ対応)を続け、リコールは拒否し続けていました。

今回、Appleはようやく問題はバッテリーにあると認め、交換プログラムを発表しました。

Apple - サポート - iPod nano 交換プログラム

この問題は、製造上の欠陥があるバッテリーを生産した特定のバッテリーメーカーに原因があることがわかっています。実際に過熱事故が発生する可能性はきわめて低いとはいえ、バッテリーの経年に伴ってその可能性は高くなります。
iPod nano (1st generation) をお持ちのお客様は使用を中止し、下記の要領で交換手続きをされることをおすすめいたします。


左が最新、第6世代のiPod nano。右が第1世代のiPod nanoです。未交換の初代iPod nanoを使っている人は上記の交換プログラムを確認してみてください。なお、手元に交換品が届くまでには6週間ほどかかるとのこと。

by humedini

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in ハードウェア, Posted by logc_nt

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