音楽を違法ダウンロードした娘を裁判所の判事が虐待、YouTubeにアップされる

by Eustace (ej) James

テキサス州の判事が16歳の娘をベルトで叩く動画がYouTubeにアップロードされました。これは2004年の映像で、この映像に映っているヒラリー・アダムズさん自身が隠しカメラで様子を撮影していたものです。アップロード前には父親であるウィリアム・アダムズ判事に連絡をしたのですが、「それで気分がよくなるなら、そうすればいい」と言われたのでアップしたとのこと。この映像を見た警察は捜査を開始しています。

米判事が娘をベルトで連打、動画投稿で警察が捜査開始 | 世界のこぼれ話 | Reuters

映像はヒラリーさんの寝室を映したもので、両親がヒラリーさんをベルトで叩いたりする様子が収められていました。

Judge William Adams beats daughter for using the internet - YouTube


映像開始から50秒ぐらいすると判事が部屋に入ってきます。

そしてヒラリーさんにベッドの方へ移動するように言いますが、なかなか動かないため、ベルトで叩き始めます。

ベッドの上では半分馬乗りになりながら叩く様子が映っています。

泣き崩れてしまうヒラリーさん。

途中で母親も加わります。

7分34秒の映像のうち、この様子は約5分ほど収められています。

アダムズ家ではしつけとしてベルトで叩くことは珍しいことではなく、定期的に行われることだったので、ヒラリーさんは映像を残すことを考えました。この日もカメラをドレッサーの中にセットしていたものの、まさかセットから約30分でこのような映像を撮ることになるとは思わなかったそうです。

Beatings 'regular' in judge's home

ちなみに、判事は映っているのが自分であることを認めた上で「娘が音楽を違法ダウンロードしていたので、しつけるためにやったこと。カッとなってしてしまったという点については謝ったが、行いは間違っていない」と主張。一方、AFP通信では判事がヒラリーさんをベルトで叩いた理由を「ヒラリーさんがコンピューターゲームをして遊んでいたから」と書いており、若干のズレが見られます。

どこまでがしつけで、どこまでが虐待になるのか。それぞれの家庭の事情は、アップロードされた動画だけからは読み取れません。