群雄割拠のスマートフォン業界、メーカー別のシェアが明らかに
AppleやSamsung、HTCといった大手メーカーがスマートフォン市場でしのぎを削る中、各社のシェアが明らかになりました。
Millennial Media Releases Q3 Mobile Mix Report | Millennial Media
モバイル向け広告を手がけるMillennial Media社が、自社の広告表示数を元に発表した調査結果によると、アメリカのスマートフォンのプラットフォーム別シェアにおいて、Androidが過半数となる56%を占めたそうです。
スマートフォンのメーカー別シェアもグラフで明かされており、1位のAppleが全体の23.09%、2位のSamsungは16.48%、3位のHTCが15.50%と、トップメーカーが多くのシェアを占めています。なお、携帯電話業界で長らくシェア1位だったNOKIAが2.41%(8位)で、日本で高い人気を誇る「Xperia」シリーズでおなじみのソニー・エリクソンは0.53%(11位)という結果になっています。
円グラフにするとこんな感じ。このグラフを見るとスマートフォン市場で存在感を発揮しているのは6社程度でしかないことが分かります。ちなみにAppleはシェア2位のSamsung、3位のHTC、5位のMotorolaを知的財産権侵害で提訴しています。
なお、スマートフォン市場であまり存在感が強くない京セラが「Xperia」ブランドでおなじみのソニー・エリクソンを追い抜くなど、少し不思議に見える部分もありますが、これはソニー・エリクソンが北米ではなく、ヨーロッパ市場を主戦場としているため。しかし北米は世界有数の巨大市場であり、このランキングは非常に大きな意味を持っています。
2011年度上期国内携帯電話端末出荷概況 | 株式会社 MM総研
また、調査会社「MM総研」が10月27日付けで発表した2011年度上期の国内携帯電話端末出荷概況によると、2011年度の上期スマートフォン市場(出荷台数1004万台)では、シャープがシェア22.7%を占めて1位になったことが明かされており、国内市場とアメリカ市場では大きな違いがあることが分かります。
基本的にどのような市場でも高いシェアを占めれば占めるほど、スケールメリットを生かして製造コストを引き下げることが可能となり、結果として販売価格を引き下げられるため、さらなるシェア拡大を目指せるようになります。
つまり各社が必死にシェア争いを繰り広げる背景として、「強いメーカーはより強く、弱いメーカーはより弱く」というスパイラルの存在があるわけです。
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in モバイル, Posted by darkhorse_log
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