Googleの最新OS「Android 4.0」に搭載された新機能の全容まとめ

本日「Galaxy Nexus」と共に正式発表されたGoogleの最新OS「Android 4.0(コードネーム:Ice Cream Sandwich)」の詳細が公開されました。
ついにタブレット用OSとスマートフォン用OSが統合されることになった同OSですが、待望のスクリーンショット撮影機能を標準搭載するなど、あらゆる面で使い勝手を高めており、エンジンの大幅な改良が行われたAndroid 2.2同様、ブラウザの実行速度などのパフォーマンスも向上しています。
Android 4.0 Platform Highlights | Android Developers

◆ユーザーインターフェースやホームスクリーンの改善
これがAndroid 4.0のロック画面

メニュー画面。高解像度ディスプレイに合わせて文字なども見やすくなり、タブレット向けAndroidで見られたバーチャルボタンが画面下部に登場。

Android 4.0ではマルチタスクを強化。バーチャルボタンを押すことですぐさま実行中のアプリ一覧へアクセスでき、スムーズにタスクを切り替えできます。

本体ロックを解除することなくカメラや通知をチェックすることも可能に。急いでいる時の利便性が大幅に向上します。

着信があった場合に、テキストメッセージで応答可能。「電車に乗っている時に電話がかかってきて出られない。でも通話を切断・保留するとまたすぐかかってきそう……」という時に便利です。

アプリ一覧やウィジェット一覧をチェックできる新たな「ホームスクリーンフォルダ」。今までのように「設定」機能を利用せずとも即座にアプリをアンインストールすることや、プリインストールされたアプリを無効化できるようになりました。

◆文字入力・表示機能の改善
間違った単語を入力するとアンダーラインが表示され、正しい言葉を提案する「スペルチェック機能」を新たに搭載。これにより迅速にスペルミスを修正できるほか、サードパーティー製の辞書やスペルチェッカー、テキストサービスなどのインストールにも対応しています。

音声認識を駆使した高度なメール作成も可能に。こちらも言い間違いを補正できる機能が備わっています。

また、視覚障害を持つ人のためにブラウザにページ内容を読み上げる機能や、読みやすさを向上させるためにデフォルトのフォントサイズをシステムを横断して拡大する機能なども備えています。
◆従量課金でも安心して使えるデータ通信量監視機能
アメリカ最大手のVerizonと第2位のAT&Tがパケット定額プランを撤廃し、従量課金に切り替えた今、データ通信量はユーザーにとって非常に気になるところ。日本でも一定期間内に一定以上のデータ通信を行うと帯域制限が実施されるわけですが、Android 4.0では通信量を記録しておくことができます。

自分が契約しているプランに合わせてデータ通信の上限や、「~GBを超えたら通知」といった警告を設定することも可能。3GやWi-Fiなどのネットワークタイプ、アプリに応じて細かく設定することも可能。

◆コミュニケーションに関する機能を向上させる「People app」
新たに導入される「People app」によって、スマートフォンに登録している家族や友人のプロフィール写真、電話番号、メールアドレス、Twitter、SNSなどのアカウントが統合され、写真をタップするだけで最新情報を横断的にチェック可能。ちなみにマイクロソフトの「Windows Phone」にも同様の機能があります。



◆カメラアプリの向上
カメラアプリも大幅に機能向上しました。これは撮影の様子。

編集画面。トリミングや赤目補正、色調補正などが簡単にできるようになりました。

撮影した写真や動画はワンタッチでメールやBluetooth、各種SNSなどを用いて共有可能。さらにカメラをゆっくりと回すことでパノラマ写真を撮影する機能や、動画撮影中に画面をタップするとスナップ写真を撮ることができる機能も備えています。

進化したギャラリー機能。時間、ロケーション、人およびタグによって分類することが可能なほか、複数の写真や動画を即座に共有できます。

◆スクリーンショット撮影機能を標準搭載
今までは端末メーカーが独自に搭載していたスクリーンショット撮影機能がついに標準搭載。もちろん編集や共有も可能です。

◆標準搭載ブラウザ「Android Browser」の改良
Android 4.0からは標準搭載されているブラウザ「Android Browser」がバージョンアップされ、デスクトップ版「Google Chrome」とブックマークを同期する機能を搭載。オフライン時にページの一部を読むことも可能です。

Android 4.0版「Android Browser」とAndroid 2.3版「Android Browser」との比較。ベンチマークソフト「SunSpider 9.1(左)」は数値が小さいほど性能が高く、「V8 Benchmark(右)」は数値が大きいほど性能が高いということになりますが、同じ「Nexus S」にインストールした場合でも、Android 4.0版がAndroid 2.3版より高いパフォーマンスとなっていることが分かります。

◆NFCを使った「Android Beam」でさまざまなファイルを共有可能に
近距離無線通信(NFC)技術を用いた新機能「Android Beam」を導入。NFC対応モデル同士であれば、音楽や動画、アプリ、連絡先情報など、ほとんどのものをすぐさま交換できるようになります。

◆顔認識を用いたロック解除機能
従来の暗証番号や指パターンといったロック解除機能に加えて、新たに本体のロックを解除するために最先端の顔認証を用いた「Face Unlock」を採用。なお、もし顔認証が上手くいかなかった場合でも、従来通り暗証番号や指パターン認証をバックアップのロック解除方法として利用できます。

◆アクセスポイント不要、直接端末同士がつながる「Wi-Fi Direct」サポート
スマートフォン同士を無線LANで接続し、ファイルや写真、ほかのコンテンツを即座に共有できる「Wi-Fi Direct」を新たにサポート。端末同士で動画や音楽のストリーミングも可能になります。
また、Bluetoothの医療機器向けプロファイル「HDP(Health Devices Profile)」や、さらなる高品質のBluetoothオーディオデバイスに接続できる「HFP(Hands Free Profile)1.6」をサポートするとのこと。
◆Android 4.0で実現した主な機能まとめ
・ユーザーインターフェースやホームスクリーンの改善
・文字入力・表示機能の改善
・従量課金でも安心して使えるデータ通信量監視機能
・コミュニケーションに関する機能を向上させる「People app」
・カメラアプリの向上
・スクリーンショット撮影機能を標準搭載
・標準搭載ブラウザ「Android Browser」の改良
・NFCを使った「Android Beam」でさまざまなファイルを共有可能に
・顔認識を用いたロック解除機能を搭載
・アクセスポイント不要、直接端末同士がつながる「Wi-Fi Direct」サポート
Googleが公開した紹介ムービーは以下となっています。
Introducing Galaxy Nexus. Simple, beautiful, beyond smart - YouTube

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