作品やキャラへの愛を車に描いて大きくアピールした「痛車」が山頂に大集結

好きな歌手やアイドルの姿をトラックの背面に描いたデコトラのように、アニメやゲーム、マンガなどジャンルを問わずに好きな作品を車中に描く「痛車」。大都市圏であれば町中でたまに見かけることがあるほか、何かイベントごとがあると集結している様子を見かけることがあります。

「マチ★アソビ vol.7」では、イベント会場の一つである眉山の山頂にこの痛車が集結。車は徳島県内のほか岡山県や鳥取県からやってきていたようで、前回のマチ★アソビ vol.4では残念ながら初日が悪天候で雨の中の展示になりましたが、今回は非常に天気が良く、撮影日和の中で多くの人がカメラやケータイを痛車に向けていました。

眉山山頂の展示会場。触れることは禁止ですが、撮影はOKです。

山頂メインステージでのお目当てのイベント前に、また、イベント終了後に、あるいは撮影メインにと、思い思いにカメラを向ける人たち。

まず目に入ってきたのは、水色の「イカ娘」痛車。

「撮影しなイカ？」とイカ娘がナンバープレートを隠しています。

車の両サイドに大きくイカ娘が描かれています。

車の中をのぞき込んでみると、運転しているのもイカ娘です。

背面には大きなイカ娘。小さな模様はシルエットのイカ娘です。

小さくかわいい三菱のi。(MiEVではないとの情報をいただきました。)

「これはゾンビですか？」痛車です。

ナンバープレートを隠しているのはヒロインの一人、ユー。声を出さず、いつもメモに文章を書いてコミュニケーションを取るキャラクターなので、この役割にぴったりです。

ダッシュボードにちょっと物騒なチェーンソー。ヒロインの一人・ハルナの装備品なのでネーム入りです。

給油口にはそれよりちょっと大きなサイズのデコレーション。リボン部分がぱたぱたとはためきそうです。

そして背面。

「残念な奴しか乗っていない」とのこと。

「Panty & Stocking with Garterbelt」痛車

ボンネットには作品タイトルと天使の羽を模したデザインが。

側面はそれぞれヒロイン2人と作品ロゴが大きくあしらわれています。

トランク部分。このようにディスプレイを置いたり、スピーカーを置いたり、はたまたフィギュアを並べたりしている痛車もけっこう見かけますね。

「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」痛車。ちなみに「俺妹」の作者・伏見つかささんはマチ★アソビには何度か来ているおなじみのゲストで、今回も10日に来徳してステージに出演するとのこと。

側面にはヒロインの一人である桐乃とともに様々な文字が入っており、左右で鏡面のように逆さまのデザインになっています。

そして背面。かなり色っぽいイラストで、この車の後ろにつくと目をどこへやっていいのか困ります。

白と黒でシンプルにまとめられた痛車。

こっそりと「パ、パッソじゃないんだからね!!」と書かれていました。ちなみに、車種はダイハツのブーンX4ではないかとのことで、確かにパッソではありませんでした。情報ありがとうございます。

「マチ★アソビ vol.7」という最新のロゴ入りです。

停車中ということもありフロントガラスにエクスカリバーが置かれていました。また、ダッシュボードをセイバーが埋め尽くしています。

運転席はセイバーや凛でぎっしり。

背面は「魔法少女まどか☆マギカ」がメインになっていました。

「のぼってみてね」ということで、のぼってみると……

天井にもイラストが。通常だと見えない位置なだけにこだわりがうかがえます。

痛車というと派手な装飾に目が行きがちですが、重要なのは「作品愛・キャラクター愛を体現している」ということ。たとえばこのハイゼットも痛車です。

側面に「HAGIWARA YUKIHO」のレタリングとイラスト入り。個人商店のように非常に自然に溶け込んでいます。

後ろにはちゅるやさんとキュゥべえが合体したようなキャラクターが。

このほかにもオーナーたちが工夫を凝らした痛車が揃っていて、10月10日も眉山山頂で展示が行われます。