幼いうちに亡くなった子どもが遺した部屋の写真「Rooms Project」
ロンドンに住む写真家のMiranda Huttonさんは、支援団体の紹介や死別を扱ったウェブサイトを通じて、幼い子どもと死別した両親と面会しました。そこで見た子ども部屋のいくつかは、テディベアの下にたまるホコリを払ったりするなどして、子どもが亡くなったその日のままで何年も維持されていたそうです。
また、いくつかの部屋は額縁や棚などにホコリが多くたまっており、手つかずのまま思い出と共に密閉されていました。逆に、時間の経過と共に少しずつ来客者に客室として使ってもらったり、物置として使用している人もいたようです。中にはアートスタジオに改造したケースもあります。そんな部屋を入り口から撮影した写真が「Rooms Project」です。
Flavorwire >> Heartbreaking Photos of Dead Children’s Bedrooms
1:亡くなってから11年が経過した部屋(2005年に撮影)
全体的に青で統一された部屋は窓辺に花が飾ってあることからもわかるように、常に手入れがなされているように見えます。
2:亡くなってから3年が経過した部屋(2010年に撮影)
ピンクの壁に日差しが差し込む部屋。窓際には家族写真が飾られています。
3:亡くなってから8年が経過した部屋(2004年に撮影)
雑然とした印象の部屋にはビール瓶のようなものが置いてあり、男の子が住んでいた面影があります。
4:亡くなってから11年が経過した部屋(2005年に撮影)
壁に自分で描いたと思われる絵が飾ってある部屋。きっと絵が好きな子どもだったのでしょう。
5:亡くなってから4年が経過した部屋(2005年に撮影)
枕元にテディベアが置かれている、青で包まれた空間。
6:亡くなってから2年が経過した部屋(2005年に撮影)
PC関連用品などがあり、今でも人が生活しているかのよう。
7:亡くなってから6年が経過した部屋(2005年に撮影)
壁一面に貼られた写真や切り抜きには思い出が詰まっているようです。
8:亡くなってから5年が経過した部屋(2005年に撮影)
たくさんのものが机に置かれ、壁にも多くの絵や写真が貼られています。
9:亡くなってから4年が経過した部屋(2004年に撮影)
ミッキーマウスの手や旅行カバンなど、普段あまり使わないものが故人のものといっしょに置かれているようです。
10:亡くなってから11年が経過した部屋(2005年に撮影)
ぬいぐるみや小物などがたくさん置かれた、かわいらしい雰囲気の部屋。
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