YouTubeに3D変換機能が追加、時間無制限化に待望のレジューム機能も
YouTubeでは2009年より3D動画への対応を開始していますが、9月21日から3D動画へのワンクリック変換機能がベータ版として提供開始されました。この新機能により、YouTubeにアップロードした2D動画をワンクリックで3D動画に変換することができるようになるとのこと。
また、2010年12月より一部アカウントでは15分長のムービーのアップロードが可能となっていましたが、これについても、YouTubeのガイドラインに準拠して動画をアップロードしている全ユーザーが対象となったそうです。これに合わせて待望のアップロードレジューム機能が実装され、アップロード中に通信が途切れたり、PCがフリーズしてしまった場合などでも、途中からアップロードを再開できるようになりました。
YouTube Blog: Additional Creator Tools from YouTube
YouTubeで3D動画を見るためには、立体視用の3Dメガネが必要となります。下のムービーは映画「攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D」の予告編。裸眼で見るとやや色が重なって見えますが、アナグリフ用3Dメガネで見ると立体的な映像を見ることができます。
3D立体視 映画『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』予告編 - YouTube
なお、3Dメガネは自作することも可能で、富士通FMVのサイトにはアナグリフ用3Dメガネの作り方が掲載されています。本来複数台のカメラを用いて映像を合成するなどして作成する3D動画ですが、今回公開されたYouTubeの3D変換機能は、2Dの動画を3D動画に擬似的に変換するものとなっています。
アナグリフ用3Dメガネ(赤青メガネ)の作り方 - FMV 3D park:富士通
またこれに加えて、「YouTube コミュニティ ガイドライン」と著作権ルールを遵守してきたアカウントについては、アップロード時間が無制限となっているとのこと。さらに、多くのユーザーが待ち望んでいたと思われるアップロードレジューム機能も実装されており、アップロード中に一度接続を切断しても、再度オンラインになった時に途中からアップロードを再開することが出来るようになりました。
このほか、動画にエフェクトをつけるなどの編集機能を持った「Vlix」、動画のハイライトを自動編集できる「Magisto」が、「YouTube Create」に追加されました。
YouTube - Broadcast Yourself
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