小さな箱でマリオ世界を上手く再現、これも1つの「枯れた技術の水平思考」か
ゲームウォッチやゲームボーイを開発した任天堂の横井軍平氏が提唱した「枯れた技術の水平思考」という考え方がありますが、下に掲載するムービーでは、最新技術どころかディスプレイすら使わずに、小さな箱の中にマリオを再現してしまっています。
Teague Labs » DIY Video Game in a Box
Video Game in a Box on Vimeo
Video Game in a Box from adam kumpf on Vimeo.
一見するとただの箱です。
箱前面にちょろっと出ているヒモを引っ張ります。
すると箱がピョコンと開きます。
箱が開くとそのままゲームが開始します。
箱の右側面にあるつまみでマリオを動かします。クリボーなどの敵キャラに当たるとゲームオーバーで、ゲームオーバーになると勝手にふたが閉じます。
箱のマリオをプレイする人々。意外と楽しそうです。
なかなか難易度が高いと見えて、クリアした人は大喜び。
ここからは箱の説明です。
ふたを支えるつっかえ棒が電源ON・OFFのスイッチになっています。
そしてこれがコントローラー。
くるくる回してマリオを上下させ、クリボーやパタパタなどを回避します。
裏側はこんな感じ。
モーターで絵柄が回ります。
この箱はあり合わせのもので作られており、基本的な素材としては、彼らが独自に開発したつなぐだけで使えてコードも編集できるお手軽コンポーネントの「Teagueduino」と、いくつかの入出力装置のほかは、ライムグリーンのテープ、アイスキャンディーの棒、切り出した紙、ソーダについてきたストローなどを使用。キャラクターの絵柄を変えるだけでまったく別のゲームを遊ぶことも可能とのこと。
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