レビュー

クサフキン化を防ぎ消臭する「アタックNeo抗菌EXパワー」を使ってみた


洗濯したばかりのタオルで顔を拭いた途端に悪臭まみれになったりする恐ろしい現象を「クサフキン」と呼んでいるのですが、「やぁムーミン、どうしたんだい?」と軽くあいさつするような恐ろしい勢いでさりげなく近づいてくるこのスナフキンならぬクサフキン現象には悩まされまくっている人も多いはず。特にちゃんと干したはずなのに、汗をかいた途端に服から異臭が放たれ始めたりするのもまさにこのクサフキンであり、犠牲になったタオル・服の数は人によっては計り知れない数に到達しており、人類全体を長い間苦しめ続けてきました。

しかし花王がついに洗濯後に発生する衣類の悪臭の原因菌を解明し、洗濯したはずの服などが雑巾臭くならないという画期的な洗剤を開発、その名も「アタック Neo(ネオ)抗菌EXパワー」(Amazonでは2011/07/26 現在、1本355円詰め替え用アリ)ということで7月19日から新発売となったので、さっそく当日に買ってきて試してみました。


花王公式サイトのQ&Aによると、「[アタック Neo(ネオ)抗菌EXパワー]は菌やニオイに対する性能を特に高めた商品で、高い抗菌・消臭効果があります。生乾きの洗濯物のニオイが気になる方におすすめします」とのことなので、クサフキン化を防ぐだけでなく、すでにクサフキン化してしまった衣類にも効果があるようで、これは期待大。

少しの量で確かなニオイ洗浄力


確かに量は少なめに見えるのですが従来の大きな洗剤と同じ回数使えるようになっており、微香性でシトラスグリーンの香り。


洗濯の度ニオイ菌を抑える、すすぎ1回で済むので節水・節電・時短効果もあり、漂白剤入り。漂白剤入りということでさらに漂白剤を追加してもいいのかどうか迷うところですが、公式サイトによると「酸素系漂白剤ならば、[アタックNeo(ネオ)抗菌EXパワー]と一緒に入れてお洗濯できます」とのこと。塩素系漂白剤の場合でも「危険なガス(塩素ガス)は発生しないことを確認しています」とのことですが、「アタックNeo抗菌EXパワー」の消臭効果と、塩素系漂白剤の漂白効果の両方が低下するというわけのわからないことになるそうなので、おすすめできないそうです。


「ニオイ菌にジュワッと発泡!」「しっかり消臭!しっかり清潔!」「部屋干し臭も防ぐ」「タオルなどのポツポツカビを防ぐ」「洗たく槽のカビ防止」ということで、かなり強力そうな印象。そもそもなぜ発泡するかというと、「1日はいた後の靴下など、菌が多く存在している衣類に[アタック Neo(ネオ)抗菌EXパワー]の原液をつけると、発泡現象が見られることがあります。菌の中には、「カタラーゼ」という酵素を持つものがあり、この物質と[アタック Neo(ネオ)抗菌EXパワー]に含まれる成分が反応して、泡が発生するのです」というおそるべき回答が。洗濯槽のカビ防止についても「[アタックNeo(ネオ)抗菌EXパワー]は、洗濯槽に付着しているカビ汚れの増殖を抑える効果があります」とのことで、一度カビ汚れを落としてから使い続ければ効果が期待できそうな感じです。


すすぎ1回で十分らしく、「ためすすぎ」と「注水すすぎ」が選べる場合は「ためすすぎ1回」を選べばOKとのこと。


目安はこんな感じ


中身はこんな感じで弱酸性


フタの部分がそのまま計量カップというよくあるスタイル


洗濯の対象になったのはこのクサフキン化しつつあるタオル、洗濯を重ねる度に悪化していく予感がしてもうガクブルものですが、公式サイトの「Q、少しニオイが気になるタオルだけど、「アタック Neo(ネオ)抗菌EXパワー」を使うとニオイがとれるの?」という質問に対しての回答が「[アタック Neo(ネオ)抗菌EXパワー]でくり返しお洗濯していただくうちに、ニオイが抑えられていきます」とのことなので、実際に洗濯して検証してみましょう。


さらに確実にクサフキン化してしまったタオルにも効果があるのか検証してみます。この数はまさに死屍累々。


そして最悪なことに一部がクサフキン化してしまったバスタオルでも挑戦。生き返って欲しいのですが、果たしてどこまで効果があるのか……?


いざ洗濯機へ


ポイポイ


「アタックNeo抗菌EXパワー」を計量カップに入れます


色はこんな感じで、シトラスグリーンの香り


洗濯機に投入


スタート!


無謀にも室内干しで挑戦。


そもそも室内干し用の洗剤を使っており、それでも時々クサフキン化させてしまうという失態をやらかしていたわけですが、この「アタックNeo抗菌EXパワー」は確かに強力で、1度の洗濯でほとんどのクサフキン状態のタオルを普通の状態によみがえらせました、正直すごすぎます。まず最初のクサフキン化しつつあったタオルは完全によみがえり、死屍累々であきらめていたクサフキンシリーズも復活、バスタオルも以前の元気だった頃になっており、ぶっちゃけ期待以上の成果でした。「どうせ太陽光の下なら大抵の洗剤はそれなりによみがえらせるものさ、しかし室内干しではそこまでの威力は出ないだろう……クク、その化けの皮をはがしてくれるわ!(クワッ!)」とか思っていたのですが、強力な宣伝フレーズをパッケージに印刷しまくっているだけのことはあり、ただの口先だけのビッグマウスではなかったようです。

そんなわけで、洗濯用の洗剤としてかなり優秀な部類であることを確認しました。あまり手間をかけず、日々の洗濯の中で実行できるのでかなりオススメです。

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in レビュー,   サイエンス, Posted by darkhorse

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