Samsungの技術革新をAppleが模倣と提訴、iPhoneなどの輸入停止を請求
Samsungが展開する「Galaxy」シリーズをAppleが4月に「iPhoneやiPadの露骨なコピー」として提訴したことに端を発して。今もなお法廷闘争が続いています。
5月には未発売スマートフォンなどをAppleに開示するよう裁判所が決定したことを受けて、Appleに対してSamsungがiPad 3やiPhone 5などの開示を要求しましたが、先週裁判所から棄却されるなど、Samsung劣勢の状況が続いていました。
しかしそんな状況を巻き返すためか、SamsungがAppleを特許侵害として新たに提訴しました。
韓国サムスン電子:米アップルを特許侵害で提訴-米連邦地裁 - Bloomberg.co.jp
韓国サムスン電子、米アップル製品の輸入禁止をITCに要請 | Reuters
Bloomberg社やロイター通信社の報道によると、現地時間の6月28日にAppleがSamsungの電気通信技術やユーザーインターフェースに関する5件の特許を侵害したとして、Samsungがアメリカ国際貿易委員会(ITC)に対して「iPhone」「iPad」「iPod」の輸入禁止を求めたそうです。
そして6月29日にはアメリカのデラウェア州連邦地方裁判所に新たな特許侵害訴訟を提起しており、Samsungの弁護団は訴状の中で「AppleやiPhoneやiPod、iPadで、Samsungの多くの技術革新を模倣した」と指摘しています。
なお、ITCはSamsungが求めるApple製品の輸入禁止を決定する前に、Samsungの申し立てを検証することに合意する必要があるため、手続きにはかなりの時間を要する可能性があるとされています。
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